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現場に行こう

現場に行って家ができていく様子を見るのはとっても楽しい。ワクワクドキドキの連続だ。しかし現場は危険な場所でもあるので、現場監督さんや棟梁の指示に従って怪我や事故の無いようにだけ気を付けて。
現場に行くときの格好や持ち物などについて書くので、参考にしてもらえるとうれしい。


【格好】

ヘルメット 必ず着用すること。安全第一。自分も足場に頭をぶつけたが、ヘルメットをしていたので平気だった。毎日のように現場に行っていたので、そのままマイヘルメットに。ちょっと傷入りのヘルメットは自分の宝物だ。
手袋 汚れ、怪我をしないため必要。軍手でも可だが、写真を撮ったりするには薄手の方がいい。自分はドライビンググローブを使った。
ヘルメット写真
ヘルメットと手袋

暖房設備がないので、冬は防寒着が必要。何もせずただ作業を見ていると寒いので、掃除をして体を暖めていた。家造りに参加している気になれるし、現場もきれいになっていいことだらけ。現場に行ったら掃除をしよう。
上記3点セットに身をまとい図面でも持っていれば、りっぱな現場監督だ。自分も何度か間違われた。
マスク 石膏ボードを切るとほこりが大量に出るので、大工さんはスカーフやタオルを巻いて作業していた。吸い込むと体に悪そうなので、この時期はマスクを付けた方がいい。
また、床下に潜る時もマスクを忘れずに。防腐、防蟻処理をしているせいか、マスクをしないで床下に潜ると頭が痛かった。

【持ち物】

デジカメ 見えなくなる部分は今しか撮れないので、建築記念にパシャパシャ撮ろう。いっぱい撮るなら、デジカメの方がいい。撮った写真でホームページもすぐにできるしね。ウェルズホーム友の会でお待ちしています。
自分が使っているのはFinecamS3R(京セラ)。こいつをポシェットに入れて首から下げるようにしていた。ハシゴを上り下りする時など両手が使えた方が便利。
メジャー ホームセンターで安く売っているので、持っていない人は買っちゃおう。そして、大工さんのカッコいい使い方を真似しよう。自分はノギスも使用したがそこまで買う必要はない。メジャーで十分。
メジャー写真
メジャーとノギス

スリッパ 室内の工事が始まったらマイスリッパを準備しよう。職人さんたちもスリッパを使っている。
図面 ハウスメーカーによってもらえる図面は違うと思うが、自分で工事をチェックしたい人は、平面図の他に基礎配筋図、土台伏図、たて枠配置図、小屋伏図などもらえる図面はもらっておこう。現場に持っていくと汚れるのでコピーしておくのを忘れずに。
公庫仕様書 建て方のバイブル。ただし読みづらいので勉強したい人だけどうぞ。自分は常備していたので、大工さんから「御上(おかみ:公庫仕様書のこと)は、ここに釘を何本打つって書いてある?」とよく聞かれた(笑)。
マニュアル

住まいの水先案内人のマニュアルのこと。建築主デジカメコースに申込むともらえる。こっちは読み易いので、自分で工事をチェックしたい人にお勧め。

【その他】

あいさつ 当たり前だが、まずはあいさつ。最初が肝心よ。現場には色んな職人さんが出入するので知らない顔を見つけたら、まずはこちらから「よろしくお願いしま〜す」って元気よくあいさつしよう。そして作業の邪魔にならない程度に「何をやっているんですか〜」って聞いてみよう。せっかく工事してもらうなら、少しでもお話して仲良くなった方が気持ちがいいでしょ。
中には無口な職人さんもいるけど、たいていはおしゃべり好きで色々と教えてくれる。「へえ〜、そうなんだあ〜」っていう話が聞けると思う。運が良ければ色々とサービスしてくれるかも。
差し入れ ハウスメーカーによっては「差し入れ不要」と言われるかもしれないが、職人さんが一生懸命に作業している姿を見れば自然と差し入れしたくなると思う。自分たちは色々な飲み物を箱買いして棟梁に渡しておき、職人さんたちに自由に飲んでもらった。
飲み物ランキングでは、缶コーヒーとオロナミンCが一番人気。お茶はイマイチ。アセロラドリングは不人気。お菓子では、歌舞伎揚げの人気が高かった。
いつもは缶コーヒーなど飲まない自分だが、缶コーヒー片手に職人さんと休憩したのもいい思い出になっている。
ご祝儀 これも気持ちでしょう。自分たちは地鎮祭も建前もしなかったので、屋根がかかった頃に大工さんにだけ渡した。
安全 くどいようだがくれぐれも事故や怪我をしないように。パネル組立中は特に注意。クレーンで吊った荷物の下には絶対にいないように。

以上、みなさんの家造りが安全で楽しいものになることを祈っています。


「現場に行こう」おしまい。

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