02-62

間取りを考えよう

ウェルズホームさんは自由設計なので、好きな間取りで家を建てられる。最初はうまく書けないかもしれないが、自分で間取りを書いてみることをお勧めする。
我が家も図書館で間取りに関する本を色々と借りて、たくさん書いた。ボツになった間取りは数知れず。。。
どんな間取りがいいか悪いかは、それらの本を読んで頂くとして、ここでは自分たちがしたことや住んでみて思ったことを書く。紙に書く分にはタダなんで、存分に自分たちの夢を描いてみよう。


1.方眼紙とメジャーを買おう。
間取りを書く時に、方眼紙は必需品。これ無しには考えられない。
尺モジュールなら、方眼紙の1cmを91cmにして書けばいい。方眼紙2マスで1畳になる。
メーターモジュールなら、方眼紙の1cmを1mにして書けばいい。ぴったり1/100サイズ。
メジャーは、実際の距離を測るのに必要。

2.距離感や広さの感覚をつかもう。
恥ずかしながら、間取りを考え始めた頃の自分たちを紹介。
「リビングは10畳ぐらい欲しいよね〜」
→でも、10畳がどのくらいの広さなのかよく分かっていない。

「キッチンが狭いのはイヤだよね〜」
→でも、作業スペース(シンクと食器棚の間)は何センチ離れているのが、一番良いのかよく分かっていない。

「ママがキッチンでご飯を作っている間、自分はリビングでくつろいでいたいなあ」
→でも、キッチンとリビングが、どのくらい離れているかよく分かっていない。

などなど。。。心当たりないですか?アパート暮らしが長いせいか、最初は距離感や広さの感覚が身についていなかった。

そこで、自分たちと同じく現在アパート暮らしで、初めてのマイホーム取得の方へ。
まず、今住んでいるアパートの間取りを方眼紙に書いてみよう。メジャーで部屋の広さを測れば簡単に書けるはず。
それを参考に、自分たちもアパートの部屋でメジャーを伸ばし
「10畳だと、この部屋と、隣の部屋のあそこまで」とか、
「リビングに居るとキッチンにいるママの顔はこんな感じに見えるね」って感覚をつかむようにした。

また、モデルハウスやショールームに行く時はメジャーを持って行き、気になる部分の寸法を測った。

とにかく、図面と実際の感覚を近づけることが大切。

3.どこに一番長く居るか考えよう。
一番長く居る場所を、最も居心地良くするべき。リビングに居るのか?ダイニングに居るのか?
あなたの居場所はどこですか?

我が家の場合、一番居心地が良いのはリビング。吹き抜けを設け、ここだけ塗り壁にした。しかし、朝日を浴びながら朝食を取るのも夢だったので、東南角にダイニングを配置したら広さは4.5畳しかないが、ここも居心地が良い。新居の生活01参照。
ご飯を食べた後もズルズルと居座っていたりするので、リビングにいる時間より長いかもしれない。ならばダイニングに吹き抜けを設けても良かったかも?と考えたりする。

限られた予算の中で、どこにお金をかけて居心地を良くするか、よ〜く考えよう。

4.生活する様子を想像してみよう。
例えば、朝起きたら顔を洗ってトイレに行って・・・とか、会社から家に帰ったらうがいをして服を着替えて・・・など、日常の色んな生活パターンをできるだけ細かく想像してみる。
その時の自分の動きを図面上に書けば、それが動線。動線に無駄はないか?動線に階段が含まれるか?などをチェック。
暮らし始めた時、階段の上り下りが面倒に感じたが、今は慣れた(アドニスも平気)。

5.家具の配置を考えよう。
手持ちの家具やテレビなどを新居でも利用するなら、サイズを測り方眼紙に1/100サイズで書いてハサミで切り抜く。そして、図面上で切り抜いた家具を色々と配置してみるといい。
特にテレビの置き場所は、注意が必要。チラシなどに載っている間取りを見ると「テレビをどこに置くんじゃ?」って思うことが多いのは、自分だけだろうか?みんな液晶壁掛けなんか?テレビの前が通路になっていませんか?

また、この時にコンセントやスイッチの位置、高さも考えよう。コンセントの高さについては、プラン打合せ参照。
その他、「あって良かった」と思ったのは、階段上り口(下り口でも可)のコンセント。これは階段に掃除機をかける時に便利。逆に「付けておけば良かった」と思ったのは、寝室枕元にダウンライト用スイッチ。

6.図面を上下逆にしてみよう。
通常の図面は北を上にして書かれていると思う。でも実際に住んでみれば分かるが、南の庭を向いて生活することが多い。なので、図面を上下逆(南を上)にして間取りを考えてみるといい。同じ図面でも、また違った感じがするハズ。

7.各部屋の展開図を書いてみよう。
間取りは平面しか書いていないので、展開図を書くことをお勧めする。各部屋の真ん中に立ち、ぐるりと360度回転した時に見える南・西・北・東の壁の図面を書けばいい。窓やコンセントの位置、高さなど各部屋の様子が分かり易くなる。
3Dシュミレーションできるソフトもあるので、利用するといい。

展開図
我が家の西面(1、2階)

8.模型を作ってみよう。
マイホームの理解を深めるには、これが一番だと思う。模型の作り方は模型製作を参照。

間取り(平面図)だけで、仕上がりを想像するのは難しい。
マイホームが完成してから、「こんなはずではなかった!」なんてことにならないよう、想像力を働かせ十分に時間をかけて作戦を練って下さいませ。


「間取りを考えよう」おしまい。

Back Home Next