02-10

工事内容04

工事内容04-立ち上がり打設〜立ち上がり型枠除去

00【登場人物】
01【立ち上がり打設】
02【JIO配筋検査報告書】
03【立ち上がり型枠除去】

00【登場人物】

小和滝工業 橋本専務 基礎屋さん
東日圧送 - ポンプ屋さん
住まいの水先案内人 堀さん サポートサービス

01【立ち上がり打設】  2004.10

9:00より、立ち上がり部分のコンクリートを打設した。
まず、コンクリート納入書をチェック。種類は前回と同じ(呼24、ス18、粗20のコンクリート)で、量は3.5m3。自分の計算では、ちょっと多めに計算して3.38m3なので、3.5m3あれば問題なく足りるだろう。

ポンプ車のホース出口を手で押さえ、出る量を調整しながらの打設なのでポンプの作業者が2人だった。橋本専務と、もう1人でバイブレータをかける。ベース打設時よりも入念にかけていた。
ポンプ車からの打設は30分で終了。コンクリートが余ったらしく、ホースからミキサー車に戻していた。余る分には安心だ。

コンクリート打設写真 型枠合わせ写真
コンクリート打設 水糸に合わせて調整

コンクリート表面を簡単にならし、いよいよアンカーボルトの設置だ。
アンカーボルトは「クランクアンカーボルト」で曲がった形をしており、ネジ部はM12×60、全長370mmだった。これを、コンクリート天端からアンカーボルト先端まで115mmになるよう調整して設置する。この後レベラーを流して厚さが10mm増えるので、最終的にはコンクリート天端から105mmアンカーボルトが飛び出る計算だ。基礎パッキン20mm、土台89mmの合計109mmより出っ張らなければ良い訳で、問題なし。

また、公庫仕様書P22によると「アンカーボルトの埋め込み長さは240mm以上」となっている。全長370-出っ張り115(105)=埋め込み255(265)mmとなり、問題なし。

作業者に聞いたら、「昨日付けておいた目印用のシールが役に立っている」とのこと。良かったです。10:15に、アンカーボルト98本の設置を確認した。

アンカーボルト写真 アンカーボルト図
クランクアンカーボルト アンカーボルト設置図
目印シール写真 アンカーボルト設置写真
目印シール(金色の丸) アンカーボルトの設置

レベラーの高さを決めるため、コンクリートに小さな釘を何箇所も刺してレーザーで高さ調整をする。これが結構手間がかかる。丁寧に作業してもらったので、1時間ぐらいかかった。
釘のレベル調整をしている間、アンカーボルト回りにヒビが入ってきたのを発見したので、勝手にコテできれいにならしたら、「レベラーがヒビを埋めるから大丈夫。逆に、表面をツルツルにならすと接着材がうまくつかないからダメだ」と、橋本専務に注意されてしまった。なるほど。そういうものか。勝手に作業してすみませんでした。

釘を設置したら、接着剤ハイスーパーロック(東立化成)を水で溶いて、コンクリート表面に散布する。白いのが接着剤。
レベラー(HOUN)25kg入り3袋と水を攪拌機でよく混ぜる。クレープの生地よりユルユルな感じ。お玉みたいなのですくって型枠内に入れると、型枠内を流れていく。釘の頭までレベラーを流し込めばよい。レベラーも結構使う。3袋では足りそうも無い。追加して流し込む。

接着剤の写真 レベラー流しの写真
接着剤の散布 レベラーの流し込み
釘の写真
レベラーの高さを示す釘

コンクリート打設高さを示すマグネットプレート、アンカーボルトの目印、レベラーの高さを示す釘など、一発勝負の作業は、段取り(準備)が重要だと再認識。
お昼に今日の作業は終了。養生期間5日で型枠を除去する予定。


02【JIO配筋検査報告書】  2004.10

JIOから、先日行った配筋検査の結果報告書が届いた。検査から、約1週間かかったことになる。デジカメ写真4枚が添付された報告書と、専用のバインダーが入っていた。「残り3回の報告書なども、これに綴じて保管下さい」とある。気配りはありがたい。検査に立ち会ったので、結果は見るまでもなかったが、「合格」だ。


03【立ち上がり型枠除去】  2004.10

立ち上がりの型枠をはずした。第一印象で、ジャンカが気になった。ベースと立ち上がりの打ち継ぎ部が、きれいじゃない。
「住まいの水先案内人」の堀さんに写真を送って「ジャンカが心配だ」と書いたら、「心配し過ぎ」とのこと。心配性だと自負しているが、そういうものなのか。。。写真は普通レベルだそうだ。

型枠除去写真 ジャンカ写真
型枠除去 ジャンカが気になる

アンカーボルトはきれいに並んでいる。これなら、土台を設置した時に、土台のほぼ中心にアンカーボルトがくるだろう。よその会社の構造見学では、ボルトが横にはみ出し土台が割れている現場があったのだ。

もう一つ気になった点があった。アンカーボルトのネジ部分へのレベラーの付着だ。ネジがレベラーでコーティングされたようになっているので、このままではネジの役目をはたさない。これも堀さんに聞いたら、「ブラシでこすれば簡単に取れる」とのこと。ダイスでネジを切り直す必要があるのかと思ったが、簡単に取れるらしい。ならば、問題なし。

アンカーボルト並び写真 レベラー付着写真
アンカーボルトのきれいな並び レベラーが付着したアンカーボルト

「工事内容04」おしまい。

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