02-11

工事内容05

工事内容05-土間コン打設〜基礎完了検査

00【登場人物】
01【土間コン打設】
02【基礎完了検査】

00【登場人物】

ウェルズホーム 成田君 営業担当
菅原君 監理担当
小和滝工業 橋本専務 基礎屋さん

01【土間コン打設】  2004.11

玄関の土間部分と勝手口にコンクリートが打設してあった。また、根切りした際に山積みしていた土が基礎の回りに埋め戻されていたので、現場がスッキリしたように感じた。
まず玄関からチェック。玄関と風呂は、基礎断熱が必要だ。使用している断熱材の種類と厚さをノギスで確認した。断熱材は、押出法ポリスチレンフォーム1種 商品名ミラフォーム。外気に接する部分は厚さ100mm、室内側は厚さ50mmを使用しており図面通り。問題なし。

玄関土間コン写真 断熱材厚さ写真
玄関と玄関収納の土間コン 断熱材の厚さ

土間コン部分の配筋の様子は見れなかったが、電話で菅原君が「ご心配いりません」って言っていたから、大丈夫だろう。配筋φ4@100、土間コン厚さ120mmなど、図面通りになってることを信じます。

浴室部分の断熱材もチェック。同じく100mmと50mmの断熱材が取り付けられ、合わせ目には気密テープが貼られていた。問題なし。

勝手口のサイズと位置をチェック。メジャーで測ったが、図面通りで問題なし。きれいな面取り。ていねいな仕事だ。きっと「押さえ」作業をしていた、あの職人さんの仕事だろう。

風呂断熱写真 勝手口写真
風呂の断熱材 勝手口の階段

型枠を設置する時に使用するセバレータは、はみ出た部分がカットされ、前回見た時に気になった、ベースと立ち上がりの打ち継ぎ部分は、モルタルを塗って化粧が施されていた。現場見学で見た家の基礎がきれいに見えたのは、きっと化粧した後だったのだろう。
またデッキ立ち上がり部のカットした鉄筋も化粧されて見えなくなっていた。

コンクリート化粧写真 独立基礎写真
打ち継ぎ部の補修 3分割された独立基礎

これで基礎の完成だ。ここまでは順調。納得している。小和滝工業さんお世話になりました。


02【基礎完了検査】  2004.11

基礎の完了検査を行った。検査項目と検査基準は、ウェルズホームさんの検査表による。

検査項目 基礎レベル(不陸) 基礎の対角長さ 基礎の長さ
検査基準 1間(1,820mm)ごとに測定し
±2mm以内
1/1,000以内 通常測定しない
ので基準なし
測定方法 陸墨(BM+300)から天端までの
距離をメジャーで測定
巻尺で測定 巻尺で測定
結果 測定数 35箇所 設計値
(mm)
12,412.3 11,543.0 12,721.4 9.220 8,310
Min98〜Max102mm 測定値
(mm)
12,412 11,543 12,716 9,222 8,310
平均101.3mm
 σ0.83mm
誤差割合 0/1,000 0/1,000 0.4/1,000 0.2/1,000 0/1,000
判定 -
備考 1箇所は修正必要 - - - 独立基礎 東西 南北
基礎レベル表
基礎レベル(不陸)のデータ(陸墨〜コンクリート天端まで)

測定に立ち会ったが、見ていて全然不安を感じなかった。よくできていると思う。まあ、基礎工事にあれだけ立ち会えば当然か。。。ただし、1箇所だけコンクリート天端のバリ取りが必要なところがあったので、修正するとのこと。

基礎不陸写真 基礎不陸写真
基礎不陸の測定 基礎不陸の測定
基礎対角写真 基礎対角写真
対角寸法の測定 対角寸法11,543mm ピッタシ!!

さて、ちょっと話が前に戻る。
JIOからウェルズホームさんに地盤調査の結果が届いた時に、こんな打合せをしていた。

自分:「地盤調査の結果を見ると、沈下量3.3cmとなっているけど、こんなに沈むの?」
菅原くん:「そんなに沈みませんが、実際に沈下するかどうかチェックしてみましょう」

つまり、建物の重さで基礎が沈むかどうか測ってみようというのだ。おもしろそうでしょ。こういう実験、大好き。

まず、基礎に陸墨(ろくずみ)と呼ばれるラインを引く。これはレーザーを使用してBM+300mmに設定してある。雨が降ったくらいでは消えないから大丈夫。(基礎の不陸は、これを基準に測定)
そして、建物ができた後で再度このラインの高さを測定し、沈下量を計算する。JIOの難しい計算結果によると、最大沈下量は3.3cmだ。さあ、乗せたあとはどうなるか?結果が楽しみ。。。

頑張れ、地盤!負けるな、ベタ基礎!(笑)

(追記)2005.02
結果がすぐ知りたい方は、工事内容30へ。


「工事内容05」おしまい。

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