02-15

工事内容09

工事内容09-1階壁パネル組立

00【登場人物】
01【1階壁パネル組立】

00【登場人物】

株式会社オノツカ 関根課長 パネル組立工場
ウェルズホーム 美輪さん兄 棟梁
美輪さん弟 棟梁と双子の大工

01【1階壁パネル組立】  2004.11

今日もいい天気。神様ありがとう。朝8時から、1階の壁パネルの組立を行った。
壁パネルは、手で持てるぐらいの小さな物から、幅が4mを超えるでっかい物まで大小様々27個に分解されていた。図面、現品にそれぞれの番号が振られているので、番号を見て図面どおりに設置すればよい。まず準備として、床のパネルが立つ位置に墨出しを行いパネル番号を書いておく。

でっかいパネルは、クレーン車で吊り上げる。クレーンのアームは23.6mまで伸びるそうだ。自分の中では、地面に横倒しで置いたパネルを起こして立てる。。。というイメージをもっていたが、そんなことはしない。クレーンでガンガン持ち上げて運ぶ。とっても速い。

パネル番号写真 クレーン車写真
墨とパネル番号 クレーン車

グリップ2個でパネルを保持する。黄色の爪がパネルをつかむグリップ。ロープでクレーン車に繋がっている。棟梁の合図でスルスルと持ち上がり、パネルが空を飛ぶ。すげえ。

パネルつかみ写真 飛ぶパネル写真
パネルをつかむ 空飛ぶ壁パネル

飛んできたパネルを受け取り組み立てる。棟梁からクレーン作業者へ、旋回(右、左)!巻いて(上げる)!ゆっくり下げて!などと指示が飛ぶ。
T字になる部分は、上枠と頭つなぎが相互に交差するようになっている。

飛んできたパネル写真 はめる写真
パネルをつかまえた! 頭つなぎの切り欠きに合わせる

頭つなぎがきちんと入ったら、上からCN90(赤)を2本打って固定する(公庫仕様書P72)。

入った写真 釘打ち写真
入ったあ!気持ちいい! 釘を打って固定

工場見学した時に見た、あの壁パネルたちが次々に飛んできては組み立てられる。1階壁パネルは、2時間半で終了。あっという間だ。ここで、ちょいと記念撮影。
まだこの時点では、壁が倒れやすいので補強を入れる。水糸を張って壁のまっすぐを確認し、2×4を打ち付ける。この補強は、2階床を乗せて釘を打った後で取り外す。

模型と現物写真 補強写真
模型と現物(1階部分のみ) 水糸(写真では見えないが)に合わせ補強

続いて2階床パネルを取り付ける。2階床パネルは、大小16個に分割されていた。2階床根太は基本的に210を使用する。ただし、吹き抜け部分とセットバックしている部分は、補強のため410の集成材を使用している。同じようにクレーンで空を飛び、1階壁パネルの上に乗せて釘で固定する。
壁パネルの上を、ひょいひょいと歩く棟梁はかっこいい。自分は怖くてマネできないので、下からと、足場からの写真のみ。ちなみに自分も、ちゃんとヘルメットしています。安全第一。

我が家のパネル設計をしてくれたオノツカの関根さんも駆けつけてくれた。気になった所があったのか床パネルに登り、カンナがけをしていた。応援ありがとうございます。

空飛ぶ床パネル写真 床パネル完了写真
空飛ぶ床パネル 2階床パネル完了。オノツカの関根さん

ここでお昼休み。ほんとに速い。興奮しているせいか、のども渇くし、あっという間だ。
お昼休みを利用して釘打ちチェックを行う。基本は、1階床パネルと同じ。1階床パネルは、土台に釘を打つが、2階床パネルでは、頭つなぎに変更になるだけ。チェックした写真は割愛する。問題なし。

たて枠相互の釘打ちは、CN90(赤)をたて枠の上下に2本、その間は300mmピッチで千鳥に打つ必要がある。公庫仕様書P72。200mmぐらいで打っていた。問題なし。
下枠の釘打ちは、CN90(赤)をたて枠間に2本平打ちする必要がある。公庫仕様書P88。2本といわず4本打ってある。問題なし。

たて枠釘打ち写真 下枠釘打ち写真
たて枠の釘打ち 下枠の釘打ち

次に構造用合板を張る。これも1階床パネルと同じ。接着剤を塗布し、本ザネ加工をした構造用合板を根太に直交するよう千鳥に張り、釘打ちする。
構造用合板を張ったら、明日に備えて2階壁パネルの設置位置に墨を出す。

墨出し作業写真
2階床完成。墨出し作業

これで本日の作業終了。明日は2階壁パネルと屋根をかける予定。


「工事内容09」おしまい。

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