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新居の生活11

新居の生活11-蓄熱暖房〜室内ブランコ

01【蓄熱暖房】
02【室内ブランコ】

01【蓄熱暖房】  2007.01

灯油高騰+貧乏=FF+蓄暖

何の事だか分かる?
FFストーブは暖かい。でも、灯油が高くなった。高騰は一時的な物かと思っていたが、今年もまだ高い。暖冬で助けられているが、それでも冬場の灯油代は毎月1万円を超える。プラン作成時に想定していた金額の倍だ。
貧乏人は灯油代が心配なので、どうしても設定温度を下げてしまう。悲しいかな、ガンガンに焚いて暖まれないのだ。

そこで、蓄熱暖房を一台プラスすることを考えた。両方備えていれば、好きな方を選んで使うこともできるし、灯油に比べて電気は価格が安定しているので、将来の更なる灯油高騰の心配も少ない。

蓄暖を設置する場所は、FFストーブから一番離れていて一番暖まり難いダイニング。ここの対面式カウンターの下のスペース。4.5畳しかない我が家のダイニングでは、ここしかない。カウンターの出幅が16cmなので、蓄暖の奥行きはそれ以下に収めてスッキリさせたい。

設置イメージ図
蓄暖の設置イメージ図

早速、実物を見るためにウェルズホームに行ってみた。ちょうど、オール電化仕様の見学会を開催していたのだ。1階7kw、2階5kwの蓄暖を設置。熱量が落ちてくる夕方に行ったのだが、すごく暖かかった。日中の気温が高かったせいもあるかな。

成田君と志賀君にも久しぶりに会って話を聞く。蓄暖は、レンガを内蔵するため奥行きが30cmは必要。残念ながら自分たちが希望しているような薄型タイプは無い。
また、蓄暖の出力は一番大きな物で7kw。言っちゃ悪いが、バカでかく感じた。今使っているFFストーブの最高出力が7.5kwだから、7kwの蓄暖一台では熱量が足りない。蓄暖とFFストーブの両方を使う感じになると予想される。

次に、電気代のシュミレーションをしてみる。深夜電力が適応される夜11時から朝7時までの8時間に7kwで蓄熱する場合、深夜電力を6円/kwhとして毎月の電気代を計算すると

7kw*8h*6円*30日=10,080円。結構、電気代がかかるじゃん。しかも、本体の定価が一台30万円を越すらしい。高い!や〜めた。

30万円つぎ込んで蓄暖を設置し、毎月の電気代1万円プラス灯油代を払うんじゃ、意味がない。灯油が高いと言っても、まだFFストーブの方がお得だ。灯油が更に高騰し、リッター100円を越えるような状況になったら、また対策を考えることにして、FFストーブに蓄暖をプラスするアイディアはあきらめた。FF+蓄暖=金持ちだ。


さて、FFストーブの使い方で成田君からアドバイスをもらった。「就寝時に電源を切らず、24時間連続運転させた方が灯油代が少なく済むかも?」とのこと。

就寝時に電源を切って翌朝スイッチオンだと、最初の何時間かMAXパワーで暖める事になる。この時に灯油をたくさん消費する。弱運転で24時間運転した方が、トータルで灯油消費量が少ないかも?というアイディアだ。
これは試してみる価値あり。すぐやってみよう。

24時間運転に変更して1ヶ月が経過。
効果はあったような気がする。歯切れが悪くて申し訳ない。だって、すげえ暖冬。
灯油の消費量が減ったのは、暖冬のためか、24時間運転に変更したためか判断が付かないのだ。

ウェルズホームで家を建てたFFストーブマニアのみなさまへ。
いかがお過ごしでしょうか?こんな風に使っているという情報があったら、メール下さいませ。


02【室内ブランコ】  2007.02

吹き抜け+子供=室内ブランコ

引き続き、何の事だか分かる?
我が家はリビングに吹き抜けがあるから、ブランコを作ってマーくんと遊んじゃおう!というネライ。

2階の吹き抜けに面した壁には、4つの縦穴を開けてもらっている。(プラン打合せ参照)
ここからロープを垂らして座面を結べば、簡単にブランコができそうな気がする。

イメージ図
ブランコのイメージ図

問題は、ロープをどうやって固定するかだ。色々と考えた結果、吹き抜けの壁に丸棒を取り付けて、その丸棒にロープを巻きつけようと思う。

そこで、ちょいとアカデミックに、ブランコの荷重を支える丸棒の強度計算をしてみた。両端支持の丸棒の中央に集中荷重がかかる場合を想定する。下図参照。

(ブランコの強度計算)
丸棒の直径D、丸棒の支点距離L、荷重P、丸棒にかかる最大曲げモーメントM、丸棒の曲げ応力σ、断面係数Zとすると、材料力学の本より、

M=PL/4 σ=M/Z Z=πD^3/32 なので σ=PL/4Z=8PL/πD^3

この式に、丸棒の材質を木材(ベイマツ)として、曲げの許容応力σ=110kg/cm2、支点距離L=20cmを代入。
強度計算図

次に、マーくん一人ならP=10kgだが、パパがマーくんをだっこして乗る夢のような状態を想定してP=70kgを代入すると、

σ=8PL/πD^3=8*70*20/πD^3<110より、D^3>32.4 D>3.2cm

荷重70kgで計算して、ちょうど手すりぐらいの太さの丸棒が必要と判明。マーくん一人で乗るなら、文句無しに大丈夫。

ということで購入したのが、こいつ。

手すりの写真
購入した「ぬくもり手すり」

手すり。そのまんま。しかも、直径3.2cm!この手すりを壁のたて枠にネジ止めし、ロープを結んで下に垂らすことにした。使用したロープは直径12mmの綿ロープ(@190円/m)で、耐荷重740kg。

ネジ止め写真 ロープ写真
手すりを壁にネジ止め ロープを結んで垂らす

座面はSPFの2X10を長さ600mmにカットし、穴を開けてM8アイボルト(@94円)をナットで固定。

アイボルト写真
座面にM8アイボルトを固定

アイボルトにロープを結わえれば、じゃじゃーん、ブランコの完成!

ブランコ完成写真
ブランコの完成!

さっそく試乗。強度的に問題がないのは計算したが、アホやから計算が間違ってるかもしれない。家がミシッ!と音を立ててドリフのコントみたいに壊れたらどうしよう?などと考えながら、恐る恐る腰を降ろすと、、、

「うっ!思ったよりもロープが伸びる。手触りの良さから綿ロープを選んだが、失敗だったか?」

さらに体重をかけると、、、

「おっ!平気じゃん。良かった。」

とりあえず大丈夫なのを確認したので、マーくんと交代。座面から落っこちても、ちょうどローソファーの上なので安心。しかし、初めて遊ぶブランコ。一人ではどうしていいか分からないようだ。

「そうか、よしよし。じゃあ、パパといっしょに乗ろう。」

ブランコ写真 ブランコ写真
どうすればいいの? パパといっしょに乗ろう。

「ああ、幸せ。」ただ単に、これがしたかっただけかも(笑)。

真似して怪我しても、家が壊れても責任取れないので、製作は自己責任で。

「吹き抜けの縦穴」について補足。
赤ちゃんがいる家庭では、穴の横幅に注意を。幅が広いと、ここから赤ちゃんが落下する危険が考えられる。
我が家の横幅は、15cm。幸い、まーくんは頭がでかくて通らなかった。へへ。
でも、おもちゃをここからリビングに落として遊ぶのが好き。困ったもんだ。

(追記)
3歳にになると、一人で立ち乗りもできるようになったよ。

ブランコ写真
ノーパンで歌いながら

「新居の生活11」おしまい。

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