02-03

プラン打合せ

ウエルズホームさんとの打合せ内容について書く。

00【登場人物】 10【図面受領】 20【構造に関する打合せ2】
01【要望書提出】 11【お宅訪問】 21【工事請負契約】
02【プラン1】 12【外構、照明、壁紙】 22【構造に関する打合せ3】
03【要望書提出2】 13【約款の対応】 23【GLの設定】
04【プラン2】 14【外構見積り】 24【GLの設定2】
05【プラン3】 15【約款読み合せ】 25【工場見学延期】
06【プラン4、色決め1】 16【照明、壁紙2】  
07【色決め2】 17【大工さんの現場】  
08【色決め3】 18【構造に関する打合せ】  
09【約款】 19【図面の確認】  

00【登場人物】

ウェルズホーム 成田君 営業担当
志賀君 設計担当
菅原君 監理担当
塩田さん インテリアコーディネーター
株式会社桑名 桑名さん 外構屋さん
住まいの水先案内人 堀さん サポートサービス

01【要望書提出】  2004.07

気に入った土地が見つかったので、ウェルズホームの成田君にマイホームの要望書を提出した。
40坪ぐらいで、大屋根で、東南角に玄関。でっかいワンルーム感覚のLDKに吹き抜けがあって、デッキがあって、2階には小屋裏があって。。。
それで金額は、建物1,500万円+α(諸経費)でお願い。最初だから、ほんま夢みたいな要望書。


02【プラン1】  2004.07

成田君が、最初のプランを持って来た。
メーターモジュールで大屋根タイプ。吹き上げ(斜め天井)が付いている。気になる金額だが、むむむむむ。。。最初だから高めの見積りが来るとは思っていたけど、かなり予算オーバーだ。
成田君は、見積書に書いてある各項目の内容をそれぞれ説明してくれた。でも、予算オーバーだったことが気になって説明してくれた内容をよく覚えていない。「なんでこんな金額になるんやろう???」って、今、それを説明してくれてんのに。。。

ひと通り説明が終わってから、「これからもっと設計を進めさせて頂くために、建築申込書を書いて申込金として10万円でいいので入れて頂けませんか」と、お願いされた。
早い話、「家を建てるのは、ウェルズホームに決めて下さい」って、お願いだ。自分たちの中では、ウェルズホームさんに決まりだったんだけど、まだはっきりとお願いしますとは言っていなかった。ここは気持ちよく「いいよ」って、建築申込書を書いた。翌日10万円を支払う。

成田君が帰った後、もう一度見積書とニラメッコ。さっそく全面見直しに入る。ウェルズホームさんの金額決定システムは坪単価いくらなので、金額を抑えるには坪数を下げるのが手っ取り早い。さて、どうしようか?


03【要望書提出2】  2004.08

土地契約の後、ウェルズホームさんで打合せ。
この時、設計担当の志賀君と初顔合わせ。坊主頭ですっきりした印象。成田君と同じ年ぐらいかな。ウェルズホームさんは若い人が多く話がしやすい。

アドニスママ案の間取りと要望書(2回目)を渡し、再度プラン提出をお願いする。玄関を南側中心に移動し、ダイニング・キッチン(東側)とリビング・和室(西側)に分けたプランだ。金額を抑えるため、メーターモジュールをあきらめて尺モジュールにしてもらい、坪数を35坪ぐらいで設計してもらう。外観は、ムダの多い大屋根をあきらめて、南欧風かアーリーアメリカンで。


04【プラン2】  2004.08

尺モジュールに変更し、大屋根も廃止した35坪のプランを見せてもらった。でも、そのプランの説明を受ける前に、最近ひらめいた案を志賀君にぶつけた。

「風呂を2階に持って来れない?おかしいかな?そんなことやってる家ある?」

志賀君は、「ここのお風呂が2階ですよ」って、成田君を指差している。成田君ちは1階にガレージがあって、2階リビングの1、2階逆転プランなのだ。そうか、それは心強い。さっそくプランを書いてもらうようお願いした。


05【プラン3】  2004.08

お盆休みで四国に帰省している間に、風呂2階プランをうちに届けてもらっていた。さっそく見てみる。いい感じだ。うん。いいよ。
キッチン北側の風呂スペースが納戸になり、くるりと回れる動線が生まれる。納戸は風呂ほどのスペースを取らないから、その分ダイニングが広く取れる。2階風呂からの眺めもいいだろうし、2階ならフルチンでプラプラしても大丈夫だろう。

でも、やっぱり悩むんだよね。奇抜過ぎない?
将来、親の面倒をみるようになった時、または自分たちが年とった時を想像すると、風呂が2階じゃ不便だぞ。その時は、庭に露天風呂でも作ればいいか?
数日間悩みに悩んで、結局、風呂は1階に戻してもらうようにお願いした。いい考えだと思ったんだけど、志賀君の手をわずらわせただけでした。すんません。


06【プラン4、色決め1】  2004.08

再度、風呂1階プランを37坪で提出してもらった。風呂が1階だとダイニングの寸法が、東西2,730mm×南北2,275mmになっちゃう。テレビを置いたりするには、ちょっとせまい。坪数を変えずに、2,730mm×2,730mmを確保するには、どうすればいいか悩んでいた。

志賀君の提案は、「1階のダイニング、玄関部分を455mm広げて、2階の寝室、ホール部分を455mm減らす」というものだった。1階と2階の外壁が910mmずれることになるが、トータルで坪数は変らない。耐力壁が上下でずれることが強度的に心配だったが、「問題無い」と言うんだから大丈夫なんだろう。その案で行くことにした。

続いて行った色決め1回目は、フローリング、キッチン、トイレ、浴室などの色を決定した。とりあえず、全て標準品から無難な色を選択した。
フローリングは、完成見学会で見た家のフローリングが、型番落ちして無くなっていたのが残念。ピカピカのあれが付くと思っていたのに。。。替わりにナチュラルを選択したけどショックだ。

キッチンは、タカラのライトイエローを選択。オプション扱いの松下電工の見積りももらう。コンロはIHにするつもり。給湯器といっしょに、見積りをもらうようにした。

トイレは、TOTOのウォシュレットで、アイボリーを選択。浴室は、エモトのSLD-1616SE(尺用1坪タイプ)のシンプルアイボリーを選択。

その他、覚えられないぐらい色を決めたけど、その場で「ここはこの色!」って決めるのは難しい。「これじゃなきゃダメ!」とか、「どっちもイヤ!」って思った時はいいんだけど、「別にどっちでもいいなあ」っていう場合が困る。優柔不断なんですかね。


07【色決め2】  2004.08

昨夜から作っていた模型を持ちこんで打合せ。(模型製作参照)
よくできていますね。って誉めてもらった。もし、製作を依頼すると、5万円ぐらいかかるらしい。材料費1,500円なんだけどね。

サッシ、電気のスイッチ、照明、コンセント、テレビ配線、電話配線などについて提案を受けた。サッシは、全てトステムのマイスターUシリーズ。樹脂サッシにペアガラスが標準。断熱性能がいいのでサイズはどれも大きめだが、リビングの西側だけは志賀君のデザインに従って小さなサッシ(30cm角ぐらい)を3個並べた。

照明やコンセントなどは、ちょっと追加したい所もあったが特に問題なく必要な数が付いていると思った。ただ、コンセントの高さはこだわりたい。
今住んでいるアパートはペットOKのアパートで、ペット専用の部屋があったり、ドアにペット用の出入り口が付いているんだが、コンセントの位置が全て高い。FL+1,000mmある。ペットのいたずら防止のため高い位置にあるのだろうが、これがなかなか使い勝手が良い。なぜ普通は、あんな低い位置(通常FL+250mm)にあるんだろう?って思う。
なので、コンセントは基本的に窓枠の下面合わせ(FL+900mmぐらい)で付けてもらうようにした。

性能表示を含めた見積りが提示された。
また、公庫仕様書(枠組壁工法住宅工事共通仕様書のこと)を2部手渡し、1部は記入後に返却してもらうようにお願いした。この公庫仕様書を基に、自分たちで現場チェックをするつもり。


08【色決め3】  2004.09

屋根材、ドア、換気システム、FFストーブなどを決定。
屋根の材質も悩んだ。瓦はメンテナンスフリーだが、重くて高い。コロニアルは汚くなる。金属は錆びる。で、結局ガルバリウム鋼板(ウッドピースグランデ)に決定。色はダークグリーン。ほとんど黒に見える。もうちょっときれいな緑の方が印象がいいかなあ。もうこの時点で、外観は白壁サイディングのアーリーアメリカンに決定していた。

ドアは、標準で選べるレパートリーの中に三協アルミが加わったので、そこから選んだ。色は白で、小さな四角い窓が2個付いているタイプ(サンナチュレ・K2の31型)に決定。

吹き抜け上部の手すりは、標準が高さ1mの壁だった。アドニスママは壁ではなく、柱を何本も立てたイメージを持っていたが、それはオプション工事になるとのこと。

どうするか悩んでいると、「穴の2、3個なら標準工事でやります」と言ってくれたので、即決。

バランスを考えて4個の縦穴(150mm×700mm)をあけてもらうことにした。ここからアドニスが頭を出してリビングをのぞきこんでいる姿を見てみたい。

(追記)2005.02
できあがりが早く見たい人は工事内容20及び工事内容31へ。

(追記)2007.02
ブランコも付けてみた。早く見たい人は新居の生活11へ。

縦穴図

また、アドニスの寝室への出入り口をどうするかについて話していたら、志賀君から提案。

「壁にペット専用の穴をあけましょう」
「お、かわいい。トムとジェリーみたいやん。それいいね。でもお金は?」
「標準工事でやります。でもアニメみたいなRはつけられないですよ」

いやあ、志賀君クリーンヒットです。こうして、寝室のドアのそばには、アドニス専用の穴(200mm角)があくことになった。

穴あけはどれもサービスだぞ。もう、他に穴をあける場所はないか?(笑)

(追記)2005.02
できあがりが早く見たい人は工事内容21へ。

アドニス用出入口図

24時間換気システム(第3種排気型)は、エモトのAES-180Vが1台標準で付く。流量は170m3/h。
我が家は、床面積122m2、天井高2.4mだから空間(気積)は、122×2.4=293m3。これに吹抜けをプラスすると吹抜けは、1.82*3.64*3.05=20.2m3だから、293+20=313m2となる。
170/313=0.54 となり、1時間に0.54回空気が入れ替わることになる。公庫基準0.5回/hをクリア。問題なし。

この換気システムには、排気口(汚れた空気の吸込口)が標準で5個ついている。
1階のトイレと和室の押入、2階の納戸とWICの合計4箇所に、排気口を設置する予定になっていた。1個余裕があるので、それをアドニスのトイレに設置できないか相談した。

アドニスのトイレは人間用トイレの隣にあるクローゼットの下部分(床から高さ450mm)を使用する予定。人間用トイレにダクトを通せば、排気口を設置可能とのこと。人間用トイレの壁に、ダクトを通すための出っ張りができるが、いいでしょう。
アドニス君、これで快適なトイレをして下さい。

(追記)2005.02
できあがりが早く見たい人は工事内容28へ。

アドニス用トイレ図

FFストーブ(トヨトミFQ-757C)は、オプション商品。これ1台で家全体の暖房をまかなう。ウェルズホームさんの売りの一つだ。本体をリビングに設置し、1階天井にダクトを通して、ダイニング天井と2階寝室と子供部屋の床の合計3箇所に暖房吹出口を設置する。
灯油タンク(90リットル)は、建物北側に設置する。これで、冬は灯油を買いに行かなくても済む。うれしい。

残るは外壁のみ。こればっかりは、実物を見ないと決められない。
成田君ちの外壁と同じ物の見積りが出た。商品名「はるだん」で84万円のコストアップ!はい、消えた。
残る白いサイディングは2種類。実物が、それぞれ1軒ずつあるというので見に行った。

まず1軒目。上下ツートンで上のみ白、下はレンガ貼りだった。これが全部白だったらどうだろう?って想像してみる。悪くないんじゃない。
続いてもう1軒を見に行く。車で片道1時間ちょっとのドライブだ。こちらも上下ツートンで上のみ白だった。う〜ん、こっちの白は、のっぺりしてて良くない。もう少し凹凸感が欲しいよね。はい、消えた。
と、いうことで、外壁は YPW-1413N(東レ)に決定。


09【約款】  2004.09

色決め3回目の打ち合せ後、工事請負契約書を白紙状態でもらって帰った。そろそろ契約も近いので、工事請負契約書の約款部分を読むためだ。他社の約款は見たことがない。Kホームさんの時は、契約前に読ませてもらえなかった。なので、比較したのは住宅金融公庫監修の約款。

「マイホーム新築のための工事請負契約書の読み方」という本が住宅金融公庫から発行されており、詳しく解説されている。本は、公庫仕様書と同じく(財)住宅金融普及協会で購入することができる。
で、ウェルズホームさんの約款を読んでみての感想。

・・・なんだよお〜。この条文〜。ちょっと対等じゃないよなあ〜。

今まで何回か打合せをしウキウキ気分だったのが、一気にしぼんで不安になりしばらく凹んだ。ウェルズホームさんが作った約款だから、ウェルズホームさんに有利なように書いているのは当然だろう。でもね、納得がいかない。細かく挙げるとキリがないので端的な例を挙げると、違約金の条項。

まず、ウェルズホームさんが納期遅れをした場合、1日当り工事請負代金の○/10000の支払。年利計算すると、○.○%

次に、自分たちが資金の支払を遅らせた場合、工事請負代金の日歩○銭の支払。

日歩?なんじゃそりゃ。辞書を引くと、「ひぶ」と読み、1日100円当りの利息。となっている。年利計算すると、○○.○%!

この違いはなんでしょ。サラ金(死語?)みたい。契約のハンコを押した途端に、成田君がサングラスかけてすごんじゃう姿を想像してしまう。自分が支払を遅らせる訳なんかないから無視してもええんやけど、この条項はとにかくショック!

ちなみに公庫監修の約款では、どちらの違約金も年利14.6%(1日当り4/10000)以下の支払となっておりとっても公平。


10【図面受領】  2004.09

仕様書、1階2階平面図、立面図、面積計算表、収納詳細図が届く。
地盤調査をしてからでないと、基礎の図面を書けないので、これ以外の図面は後ほど。仕様書はありがたい。これで家の詳細が分ってきた。公庫仕様書を基に自分で性能評価してみよう。

ややこしいので、補足。
仕様書は、ウェルズホームさんが書いた家の詳細を示す書類。図面に書ききれない様々な部材が書かれている。
公庫仕様書は、住宅金融公庫監修の本。正式には「枠組壁工法住宅工事共通仕様書(解説付)」。公庫が定める家の施工方法(公庫技術基準)が書かれている。公庫から融資を受ける場合、この公庫技術基準を守る必要がある。
お求めは、(財)住宅金融普及協会からどうぞ。


11【お宅訪問】  2004.09

約款で凹んでばっかりもいられないので、動いた。
自分たちの取った行動は、飛込み訪問だ。構造見学会、完成見学会で訪れたお宅へ行って、ウェルズホームさんの対応を聞いてみようと思った。あらかじめ、自分の聞きたい項目を書き出して、アンケート用紙を作成した。菓子折りを持って、いざ出陣。

怪しまれないだろうか?どんな人が出てくるんだろう?優しい人ならいいんだが。。。などと、思いながら、ドアホンを押した。ピンポーン♪。

「○○と申します。ウェルズホームさんで家を建てようと思っている者です。以前、構造見学と完成見学会でこちらのお宅を訪問させて頂いておりまして、今日は実際に住んでみての感想をお聞きしたくてお邪魔しました。もしよろしければ、お話を聞かせてもらえないでしょうか?」

我ながら、スラスラと言えたと思う。ドアホンの向こうからは、「あ、はいはい。いいですよ」との答え。なんとか話を聞けそうだ。
ダンナ様は留守のようで、奥様が対応してくれた。とっても気さくな奥様で、こちらの質問に嫌な顔一つせず丁寧に答えてくれた。奥様はウェルズホームさんに建ててもらって、とっても満足しており、「建てている間も引渡しを受けてからもトラブルなど一つも発生していない」と、言っていた。奥様と話をしているうちに、不安が徐々に解けて気持ちが楽になってきた。
「やっぱ、信用していいんだよ。自分たちもウェルズホームさんで建ててもらおうよ」そんな気にさせてくれた。

飛び込み大成功。奥様ありがとうございました。


12【外構、照明、壁紙】  2004.09

外構は、桑名さんと打合せ。今日は自分たちが考えたプランをお伝えした。基本的にオープンな外構にするつもり。

カーポート部は、コンクリート打設とし適当に幅10cmの溝で分割。その溝にはタマリュウを。
スペースが無いので、カーポートを建物ギリギリまで寄せたいのだが勝手口との干渉が気がかり。

勝手口の最上部の高さはGL+2,650mm(基礎、土台、根太など650mm+ドア単品高さ2,000mm)になるので、勝手口を開けた時に当らない高さのカーポートが必要。

カーポートのカタログを見ると、「ロング柱」にしても、カーポート屋根の一番低い所が2,300mmになり、そこからR形状で高くなって、最高内寸2728mm。ギリギリ当るか当らないかぐらいの感じなのだ。カーポートのR形状によっては当たるかも知れない。

念のため、ウェルズホームさんには、勝手口のドア高さを2,000mmから1,800mmの物に変更してもらうようにお願いした。
カーポート干渉の図

敷地東側道路に立っている目障りな電柱を隠すように、ブロック積み(塗り仕上げ)の塀を作る。塀は、長さ約4,000mm、高さ1,300mm〜1,600mmぐらいとし、波のようになだらかなRでつなぎ、塀の敷地内には、レンガ積の花壇と立水栓を設ける。花壇には、シンボルツリーとして、ハナミズキ(紅)を植えよう。

カーポートから門柱(ブロック積、塗り仕上げ)まではインターロッキングとする。門扉は付けない。門柱には表札、インターホン、門灯を設置。敷地南側は白いアルミフェンスをつけてもらうが、西側は何もしない。未来のお隣さんと打合せ。
ちょっと欲張ったので、見積りを見てビックリするかも。。。

続いて照明と壁紙の提案を受ける。今までお茶出しをしていた女性塩田さんが、インテリアコーディネーターだった。そうとは知らずびっくり。提案ボードを使って説明してくれた。ハキハキしていて気持ちいい。
照明、カーテンはキャンペーン対象なので、標準プランから変更する部分は差額のみ支配えばよい。また、施主支給もOKとのことなので、安いのを見つけてやるしかない。標準プランの照明だと、おもしろみに欠ける。リビングはダウンライトを使用したい。

壁は、リビングのみオプションで塗り壁とした。天井は塗っても分らんので壁紙とした。その他の壁紙は、提案の物で問題ないと思った。照明のカタログ、壁紙のサンプルを持ち帰り、検討。これは、アドニスママにお任せだ。

浄化槽の申請書をもらって記入した。下水道地域に指定されると市から補助金が出なくなるらしい。時期的に微妙だが、うまくすれば市から補助金(30万円ぐらい)が支給される。これは大きい。来週、建物の建築申請をして許可が出たら、浄化槽の申請となる。間に合いますように。。。

JIO(性能評価参照)の検査を含む見積りが提出された。


13【約款の対応】  2004.09

その後、成田君との打合せで、約款について素直に気持ちを伝えた。
約款が対等でないこと。不安になったこと。不安に駆られてお宅訪問をしたことなど。。。そして、勝手な言い分だが、約款を公庫監修の物に変更できないか?と、お願いした。

成田君も、「この約款が会社に有利であることは認識しているが、会社の決まりなので自分一人では変えられない。社長に聞いてみます」と言ってくれた。

そして、その日の夜さっそく成田君から電話があった。
ウェルズホームの社長さん曰く、「約款は公庫監修の物で結構です。ご指摘ありがとうございます」とのこと。

この対応の速さ、気持ちがいいです。無理を言ってすみません。こちらこそ、ありがとうございます。好きです。ウェルズホーム。


14【外構見積り】  2004.09

外構の見積りが出た。カーポート、物置を含んで160万円。150万円ぐらいかな?と思ってたのでちょっと予算オーバー。
桑名さんの提案では、電柱を隠す塀が3分割されて段違いになっていた。こっちの方がいい感じだ。さすが。。。この提案は頂きとしよう。
その他は、アドニスママにお任せして見直しをかける。もう一度プラン案を作成し、見積りを依頼した。


15【約款読み合せ】  2004.09

公庫監修の工事請負契約書の約款部分について、成田君と読み合せを行った。1条ずつ読んで確認していったから、たっぷり2時間くらいかかったかも。
保証人の項目や、住宅性能表示の項目などは除外することを確認した。
成田君も初めての約款だったから、戸惑ったみたい。でも、約款については、これで安心だ。後は、図面が全部提出されて、建築確認に合格すれば契約できる。


16【照明、壁紙2】  2004.09

成田君と打合せ及び約款の読み合せ後、塩田さんと照明、壁紙について2回目の打合せ。志賀君は、別の打合せが入っており、ちょっと顔を出しただけ。忙しいらしい。いいことだ。昨日渡した構造に関する質問については、来週、現場監理の人も含めて回答してもらうことになった。

照明は、和室を丸いボンボリ1個(施主支給)とした。アドニスママは、ホームセンターで既に気にいった物を見つけており、翌日、照明を2個買っちゃった。
吹抜けのファンは、施主支給すると取付費2万円かかるとのことで、標準品の方が安上がりかも。
壁紙は、寝室を緑っぽい物に、トイレをアイビーの模様が入った物にそれぞれ変更した。


17【大工さんの現場】  2004.09

成田君にワガママを言って、我が家担当になる予定の大工さんの現場を案内してもらった。本当にいつもワガママばかり言ってごめんなさい。思いついたら行動しないと気が済まないもので。。。

普通の家ではなく2階建てのアパートだったが、基本的な作りはいっしょらしい。いいアパートだね。外は胴縁が打たれ、中は気密シートが貼られた状態だった。断熱材も気密シートもきれいに施工してあった。釘の間隔もそろっていたし、本数は多いぐらいかも。問題だと思うような点もなく、丁寧に仕事をしている印象を受けてひと安心。
ああ、早く自分もいっしょに家を建てたい。お手伝い(ジャマか?)がしたい。

午後、アドニスママの実家を訪問し、模型と図面を渡す。喜んでもらえてよかった。


18【構造に関する打合せ】  2004.09

工事主任の菅原君が参加し、志賀君と前回自分が渡した質問事項に回答してくれた。また図面として配置図、基礎配筋図・構造特記仕様書、基礎伏図、土台伏図、矩計図、壁量計算表をもらう。電気配線図、各階伏図はのちほど。

地盤調査報告書は、JIOからウェルズホームさんにはファックスで結果が届いているらしいが、自分たちにはまだ届いていない。体裁を整えるのに時間がかかっているのか?とりあえず結果のみ教えてもらうと、「地盤改良工事は不要。ベタ基礎でOK」とのこと。良かった。
ただしウェルズホームさんの場合、標準が「布基礎」なので「ベタ基礎」はオプション工事となる。

以下、Q質問とA回答。ここからの内容は、かなり専門的だったり各図面を見ないと理解できないかもしれませんが、ご容赦下さい。

基礎に関して
Q1 スランプ検査は現場で行うか?
A1 認定工場で作ったコンクリートを使用するだけで、現場で行わない。
コメント 「水セメント比」も知りたいし、コンクリート会社の配合表をもらうようにお願いした。
Q2 立ち上がりは、かぶり厚が40mm取れるのか?
A2 スペーサー(通称ドーナツ)を使用するので大丈夫。
Q3 根入れ深さ、凍結深度は?
A3 根入れ深さ350mm。郡山市は、凍結深度の規定がない。
Q4 基礎パッキンの厚さは?
A4 厚さ20mm。1m当り75cm2の隙間を取るには、37.5cm離れればよい。
Q5 基礎断熱は?
A5 玄関土間、ユニットバスは、基礎の室内側に50mm、外気側に厚さ100mmの断熱材を施工する。
どちらも公庫の次世代省エネ基準をクリアしている。
断熱に関して
Q1 C値測定は?
A1 完成後では無く、建設中に測定(無料)。気密シートは、厚さ0.2mm(シッキラー)を使用。
コメント ウェルズホームさんの目安は、1〜1.5cm2/m2くらいとのこと。測定が楽しみだね〜。
Q2 Q値(熱損失係数)は?
A2 有料にて計算可能。
コメント 有料ならやらなくていい。自分で計算してみよう。
Q3 FFストーブの暖房能力は?
A3 強7.5〜微小1.7kw。メーカー暖房目安:コンクリート27畳、木造19畳。
コメント えっ、これしかないの?うち37坪やで。高断熱、高気密やから大丈夫なんか?調べてみよう。(性能評価参照)
ちなみに暖房を普通に使用していると、約3週間で90リットルのタンクが空になるらしい。90リットル×45円=4,050円也。
90リットルと言えば、18リットル入りタンク5回分だ。これを、3週間で使うか?暖房費としては、月々5〜6,000円ぐらいを想定しておけばいいでしょう。

(追記)2006.01
上記内容は、夫婦二人(共稼ぎ)で日中はFFストーブを使わない場合。
現在は子供が生まれたので、日中も使用するようになり、月に220リットルも消費。この冬は記録的に寒かったせいもあるが、灯油代も高騰しており、月額16,500円もかかった。(涙)
その他
Q1 セットバック部分の構造は?
A1 2階床ばり補強(公庫仕様書P63)とし、GW230mm(λ0.038)、構造用合板15.5mmを施工(同P166)。
2階床ばりの図
コメント 納得したけど、図面に書いて欲しいなあ。早く各階の伏図が見たい。
Q2 耐火構造は?
A2 「省令準耐火」に該当。
コメント 耐火構造に関しては、全然勉強していなかったので、これから勉強。
Q3 自分で計算した耐力壁の取り方、存在壁量の考え方は合ってるか?
A3 間違いなし。
コメント ウェルズホームさんが計算した壁量計算表で説明してもらい納得。ただし、この壁量計算表は、建築基準法(耐震等級1レベル)を満足しているかどうかの判定しかしていない。
耐震等級2又は3を満足しているかどうかは、自分で計算するしかない。耐震等級3をクリアしていることは、計算済み。(性能評価参照)
Q4 建築中に使用するウェルズホームさんの検査規格を教えて。
A4 検査表を提出。
コメント 菅原君は「お恥ずかしいんですが・・・」って見せてたけど、検査規格が数字で表示されているし、測定機器も記入するようになっている。JIOの検査チェックリストと比べると、検査項目は少ないが恥ずかしくないと感じた。
施主立会いになってない検査項目も、ジャンジャン立ち会うからね。

その後、塩田さんとカーテンの打合せ。これもアドニスママにお任せ。


19【図面の確認】  2004.09

図面に間違いを発見したのと、その他疑問があったので会社帰りに立ち寄り打合せをした。
機械図面を書く仕事をしてるので、図面に関してはどうしてもチェックが厳しくなる。機械と建築では扱う大きさが違うので、感覚にズレ(機械だと0.01mm単位、建築だと1mm単位って感じ)もあるが、小さな間違いも許せないんだよねえ。重箱の隅をつつくような、うるさい客だと思われているハズ。。。
すまん。志賀君。あきらめてくれ。

土台伏図
Q1 アンカーボルトの位置は数値記入しないのか?
A1 しないで目見当。田植え方式。
コメント アンカーボルトの本数を数えたら全部で98本もあった。現場で数えるのは大変そう。要チェック。
Q2 土台の最長は3,900mmだが、これは現場でカットするのか?
A2 4,000mmで搬入し、現場でカット。
(追記)パネル工場が変わったため、工場のプレカットに変更。
コメント アンカーボルトの長手方向のズレを100mm以下にしないと、土台からボルトがはみ出る可能性がある。100mm言うたら、こぶし1個分か?
土台長さ3,900mmの部分は、最重要チェックポイントだ。どうするか考えよう。
Q3 図面に記入が無いが、大引はどこで継ぐのか?
A3 プラ束の上。図面に継ぎの場所を追加。
コメント 大引は相欠け継ぎとし、プラ束なので根がらみなしとのこと。プラ束は全部で36本。
Q4 床下収納の基礎はないのか?
A4 大工仕事なので基礎伏図、土台伏図には表示されない。

「根入れ深さ」と「土間コンの厚さ」について意見が分かれた。

公庫仕様書によると、ベタ基礎の根入れ深さはGLから基礎外周部の一番深いところまでではなく、室内側の浅いところまでとなっており、ここが120mm以上かつ凍結深度以上必要と表記している。(公庫仕様書P27)

ウェルズホームさんの見解では、根入れ深さはGLから基礎外周部の一番深いところまでを指すので公庫仕様書が間違っているのでは?とのこと。
明日、公庫に問合せてもらうこととした。

根入れ深さの図

「住まいの水先案内人」性能評価参照)の堀さんに聞いてみたが、ここの見解は曖昧らしい。どっちでもいいのかな?

翌日、ウェルズホームさんからファックスが届いた。
公庫 公共事業課 秋元さんの回答として、「公庫仕様書が間違っている」とのこと。
了解です。根入れ深さは、図面通りで問題ありません。そのままでいきましょう。公庫さんは、公庫仕様書の図を直しましょう。施主に余計な心配をさせないで下さい。

次に、土間コンの厚さは公庫仕様書だと120mm必要となっている。(同P28)
基礎図に厚さの記入がなかったので何ミリか訪ねると、100mmとの回答。なぜ少ないのか説明を受けたがよく分からず、結局120mmにしてもらった。


20【構造に関する打合せ2】  2004.10

基礎配筋図、土台伏図は、前回指摘したところを修正した図面をもらった。また新たに電気配線図、たて枠配置図をもらった。

基礎伏図
Q1 勝手口の土間コンのサイズ不明。車との干渉を考えると最小限で可。
A1 650mm。
Q2 給湯器設置用の土間コンサイズは?
A2 給湯器決定後に再調整。
その他
Q1 風呂は基礎断熱で通気口が塞がれるが、外気は回り込むことができるのか?
A1 外壁通気は問題ないが、風呂の床下部分については外気の通り抜けは期待できない。
コメント 断熱を取るか?換気を取るか?って話だが、風呂はユニットだし床下の換気は問題にしないことにした。
Q2 外壁下地の合板寸法が1階縦枠寸法よりも小さいが、継ぐのか?横張りか?
A2 204を受けにして縦張り。
(追記)パネル工場が変わったため、合板寸法も変更。受材なしの1枚張りとなった。
コメント 受け材が入れば問題ないが、矩形図に書いて欲しいなあ。
Q3 階段、通路、扉の寸法などを教えて
A3 回答書を提出。
コメント トイレ扉が、585mmで設計されていることが判明。バリアフリー等級に照らし合わせるといかにも狭いので、洗面用の扉710mmに変更してもらった。これで、バリアフリー等級3レベルを確保(性能評価参照)。
また、ユニットバスの手すりを「出入口」から「またぎ超え」の位置に変更してもらった。

21【工事請負契約】  2004.10

ウェルズホームさんが、「ふくしま建築住宅センター」に提出した「建築確認審査」と「公庫設計審査」の書類とそれぞれの合格書をもらった。書類には、公庫仕様書(解説なし)のチェック済みが含まれる。これで、我が家は法律的に問題のない設計であると認められたので、いつでも着工できる訳だ。

工事請負契約書は公庫監修の物を使用し、約款は住宅性能表示などの該当しない部分を削除することを確認。支払いは前回打合せ通り(資金計画参照)。
来週から着工し、工期4ヶ月で来年1月末に完成、2月入居予定。工期に関しては、急いでないし遅れたからって賠償請求する気も無いので、きっちり施工してもらうように改めてお願いした。

成田君と工事請負金額について最終ネゴ。「もういっぱい。いっぱいです。」って、なかなか厳しかったけど、最後にIHクッキングヒーターの工事費1万円をサービスにしてもらい工事請負金額決定。気持ちよく工事請負契約書に署名、捺印し、契約金として100万円を支払った。領収書をもらい、成田君、志賀君と握手した。

今までありがとうございました。そして、これからもよろしくです。
さあ、いよいよ工事だ。

(追記)2005.09
契約しよう」のページを追加したので、ご覧下さい。


22【構造に関する打合せ3】  2004.10

現地で挨拶回りの後、打合せ。「5者立会い」と言うらしい。「設計、監理、営業、経理、施主」の5者だが、今は営業と経理がいっしょなので、4者にて打合せ。

1階たて枠配置図
Q1 トイレ部分でたて枠がないのはなぜ?
A1 階段下なので、現場施工で間仕切り壁となる。
Q2 トイレ用窓のマグサのみ206(他はすべて210)なのはなぜ?
A2 オプションで換気扇を設置する場合に備えて206としている。
コメント 標準で24時間換気の換気口がついているので、オプションの必要はない。
Q3 風呂用窓のサッシのみ片側+42.5mm(他のサッシは+30mm)の枠寸法となっているのはなぜ?
A3 ユニットバスには、「窓スリーブ」という部品が入るため、ひと回り大きくなっている。間違いではない。
コメント 窓スリーブの図 ユニットバスの窓ってどうやって付けるのか不思議だったが、これで悩み解決。
最初に外壁に窓を付けておき、あとからユニットバスの壁を切り抜いて、窓スリーブをはめこむ。
公庫仕様書のチェック項目
Q1 根太の継手は添え木を使用するとなっているが、添え木は断熱材を敷く時のジャマにならないか?
添え木の部分は断熱材をカットして施工するのか?金物の方がよいのではないか?
A1 公庫仕様書には根太を継ぐ場合の方法として、添え木を使用するとしているが、実際は「根太は継がない」ので該当しない。心配無用。
Q2 公庫仕様書では、L字屋根の境界部下部に耐力壁または支持壁を設けるとなっているが、我が家は1階吹抜け2階手すりとなっていて壁がない。補強が必要ではないか?
A2 谷木として、2−212(212の2枚合わせ)を使用して補強する。
その他
Q1 通常使用しているコンクリートの水セメント比は?
A1 配合表を提出。
コメント 3種類の配合表をもらい説明を受ける。標準は「呼び強度24N/mm2、スランプ18cm、水セメント比60.5%」。
水セメント比をこれ以下にする場合は別料金。標準を選択する。(性能評価参照。)
Q2 電気配線で門灯のスイッチは?及び外の配線は?
A2 スイッチは電気配線図に追加。外部配線はウェルズホームさん施工。
また、立水栓の給配水管もウェルズホームさん施工。立水栓の施工は桑名さん。
Q3 2階窓枠の上部はマグサと窓枠の間に隙間1mmが空くのか?
A3 窓枠上なし。窓の上は直接マグサがつき、39mmの上部たて枠がつく。
コメント まぐさの図 矩計図だと、マグサが上枠についているのだが、実際は窓の上に付くらしい。
要は図面間違い。志賀君と菅原君の意見が違って混乱した。

志賀君から図面として小屋伏図、2階天井伏図、2階床伏図、1階床伏図をもらい、菅原君から工事工程表をもらう。
菅原君とも握手。現場をよろしくお願いします。

家に戻ると、浄化槽の補助金354,000円が許可されたとの通知が届いていた。間に合って良かった。うれしい。

(追記)2005.07
これら図面は、自分から「ちょうだい」と言わないと、もらえない図面かもしれません。
これは隠している訳ではなく、「普通のお客さんはもらっても意味が分からないから、あげないだけ」だと思います。
欲しい人だけ、どうぞ。


23【GLの設定】  2004.10

先日の着工前立会い(工事内容01参照)で、東側道路の消火栓蓋をベンチマーク(BM)としてGL=BM+300mmとした。しかし、カーポートから東側道路に向かって下り勾配となるため、カーポートの柱の内、道路に一番近い柱の長さが足りるのか心配になり「GLを下げた方が良いのではないか?」と質問した。

しかし、菅原君曰く「これ以上GLを下げると、雨水が敷地内に流れ込む恐れがある」とのこと。それはマズイ。GLを下げる案は却下だ。柱をなんとかするしかない。

対策としては、2つの方法が考えられ、一つは「根巻」する方法。もう一つは「超ロング」にする方法があると言う。
「根巻(ねまき)」とは、柱の下のコンクリート部分を地面上に立ち上げる方法。これは、見た目悪いしジャマなのでやりたくない。
「超ロング」は、柱をロングから超ロングに変更する方法。見た目変わらないしスッキリして良いが、カタログには載ってない特注品のため高価。1本単位で変更可能か、見積りを提出してもらうようお願いした。


24【GLの設定2】  2004.10

浄化槽の図面を見ると、放流管φ100mmが浄化槽のマンホールから-430mmしたところに付いている。また、敷地北側のU字溝断面図を見ると、幅350×深さ400mmとなっている。
U字溝の高さがGLからいくら下がっているのか不明だが、浄化槽の放流管の高さから勾配を取ってU字溝までうまく配管できるのか心配になり「必要ならGLをもっと上げるよう」お願いした。

「昨日は下げろ、今日は上げろ」で、すんません。
GLを上げると、道路までの勾配がきつくなって益々カーポートの柱を超ロングにする必要があるが、浄化槽の配管を優先してもらうことにした。

会社帰りに立ち寄り打合せ。
浄化槽の申請図と、実際のU字溝の深さが違うことが発覚。申請図は深さ400mmだが、実際は深さ230mmしかないとのこと。条件としてより厳しいことになった。

浄化槽側への逆流を防ぐためには、できるだけU字溝断面の上部に配管するのが理想だが、深さ230mmしかないのでは難しい。放流管φ100mmの底をU字溝の底から50mmぐらい離すにはどうすれば良いか相談した。

浄化槽自体の設置を高くすれば良いのだが、浄化槽だけ地面より上がっていてはみっともない。で、浄化槽といっしょにGLも上げると、道路側から階段とか必要になってくるのでそれも避けたい。というジレンマに陥る。

結局、GL=BM+350mm(前回より50mm上昇)、浄化槽は同ツラか上げても50mm(BM+400mm)とした。
これなら、浄化槽の放流管からカーポートの柱を避けて、U字溝の底から45mm上に配管できそうだ。配管長さ3,500mm、勾配1/100、高低差35mmを想定した。
GLの設定の図

また、浄化槽から道路までの距離は約4,300mmあり、高低差が約340mm(道路縁石高さ60mm)付くことになる。340/4300=8/100の勾配だ。志賀君は、テーブルの片足にビデオをはさんで同じ勾配を再現してくれた。このぐらいの勾配なら、愛車ロドスタでもこする心配はないだろう。

また、今日の打合せ内容で再度、設備屋さん、外構屋さんと話を詰めてもらうよう菅原君にお願いした。

道路端の縁石について補足。
道路と敷地の境界には市の縁石(高さ60mm)がある。車を乗り入れるにはもうちょっと低い方が良い。

「低くするにはどうすればいいか?」志賀君に尋ねると、
「まず、縁石は市の持ち物なので勝手に工事ができない。もし、低い縁石に変更すると、金額は概算だが市への申請費で15万、幅4mの工事代で30万、合計45万円ぐらいかかるだろう」とのこと。
無理です。払えません。我慢します。

道路から歩道を横切らないと入れない土地などは、歩道にもっと高い縁石があるので、この金額を負担することになるはず。土地選びの際には、気を付けて。
縁石とU字溝の写真

25【工場見学延期】  2004.10

成田君から電話があり、2004.10.30に予定していたパネル組立工場の見学が延期になった。実は、パネル組立工場が新潟県小千谷市にあるのだ。今回の地震で工場に損傷は無かったようだが、仕事はストップしたままなので工場見学は無理とのこと。連日流れるニュースを見て、無理であることは予測していた。

工場の復旧が遅れると、当然ながら工期に影響が出るので他の工場でパネル組立を検討中とのこと。こればっかりは、誰のせいでもないのでしょうがない。しかし、工場が変わることによる「品質の低下」が心配だ。工期は1ヶ月ぐらい遅れても文句言わないから「工期」よりも「品質」重視で対応するようお願いした。


「プラン打合せ」おしまい。

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