02-13

工事内容07

工事内容07-土台組立

00【登場人物】
01【土台組立】

00【登場人物】

ウェルズホーム 美輪さん兄 棟梁
美輪さん弟 棟梁と双子の大工
住まいの水先案内人 堀さん サポートサービス

01【土台組立】  2004.11

パネル工場を見学した後、午後から現場へ行き大工さんと初顔合せ。大工さんは、美輪さん兄弟。顔は似ていないが双子だそうだ。なので、息がぴったりだった。よろしくお願いします。

今日は土台と大引きを設置する。まずは材料のチェックから。土台と大引きは同じ材料で、米ツガ404の防腐処理材(加圧注入式)を使う。商品名「ダッカーウッド」と書いてあった。表面の色がこげ茶色になっているので、処理したってことだろう。
パネル工場(オノツカさん)で図面通りの長さにプレカットして納入されていた。通常は、カットも大工さんの現場仕事らしいが、今回は特別だ。大工さんは、カットしなくてすむから楽だと言っていた。

土台プレカット写真 土台サイズ写真
土台プレカット 土台のサイズ □90mm

土台にアンカーボルト取付用の穴を現物合せであける。アンカーボルトM12に対して、土台の穴はφ20で通し、ザグリ径φ60で深さはカンだった(笑)。ここに座金とワッシャーとナットが入るのでこれらが埋まる深さが必要。出っ張りは絶対ダメ。
「住まいの水先案内人」のマニュアルによると、ネジが3山以上出るまで埋まると良いらしい。座金厚さ5mm+ワッシャー厚さ5mm+ナット高さ10mm+ネジ3山分5mmとして、25mm以上掘り込んでいればいいかな?

穴あけ写真 ザグリ穴写真
電動ドリルでガリガリ ボルト穴とザグリ穴

土台を設置する前に、基礎天端面に墨を入れ土台の設置ラインを引く。そして基礎パッキンを並べる。基礎パッキンはアンカーボルト、土台の継手部分、L字部分、T字部分には必ず必要。その中間には1m以内にあれば良い。成型品(樹脂)で、厚さをノギスで測ったら20.08mmだった。金型で作っているので均一だろう。

基礎パッキン写真 基礎パッキンの設置写真
基礎パッキン 基礎パッキンの設置

基礎パッキンの上に土台を乗せ、座金、ワッシャーを入れてナットを締めて固定する。ちょいと曲がったボルトや、レベラーが付着した部分は金槌で叩いて修正。どの土台も問題なく入る。基礎がいいと仕事も楽だ。

ボルトナットの写真 ネジ山写真
座金、ワッシャー、ナットの設置 ネジ山5つぐらい出ている

公庫仕様書P55によると、土台と土台の継手部分、L字部分、T字部分は、3本のCN75(青)を斜め打ちだ。我が家では、気前よくCN90(赤)を4本打っていた。釘が長くて多い分には問題ないでしょ。

土台釘打ち写真 土台完了写真
土台釘打ち 土台完了 きれいだ

次に大引きを設置する。基礎の上に乗るのが土台、束の上に乗るのが大引きって考えればいいのかな。
公庫仕様書P55によると、土台と大引きの仕口は、3本のCN75(青)斜め打ちプラス金物JH−S204を用いて取り付ける。金物は専用のZN40という太め釘を用いる。我が家では、釘は長いけど仕様書通り。問題なし。
この金物の取付は、手間がかかる。一つの仕口に金物2つで合計16本もの太め釘を打たなければならない。手を抜きたくもなるわ。。。もちろん、我が家に手抜きはありませんが。

また、大引きを途中で継ぐ場合は、束の上で相欠き継ぎとし、両側2本合計4本のCN90(赤)を平打ちとなっているが、ここで問題発生。相欠きはプレカット済みなので、合わせるだけなのだが、左右から合わせるのか?上下で合わせるのか?
公庫仕様書の絵だと左右合せなのだが、棟梁は、「在来工法では上下にあわせるもんだ」ってことで、すでに1本穴あけして上下で取り付けていた。

土台と大引きの仕口写真 相欠き継ぎ写真
土台と大引き(手前)の仕口 相欠き継ぎ(上下)

棟梁に公庫仕様書の絵を見せて、残りは全て左右合せで取り付けてもらった。「住まいの水先案内人」の堀さんに聞いたら、「どちらも間違いではない。ただし、左右合せの場合は、必ず束の上で継ぐ必要がある」とのこと。了解。問題ないです。

束はプラスチック製でネジで高さを調整できるようになっている。土台に水糸を張り、ネジで大引きの高さを水糸に合せる。大引きには釘打ち、基礎には接着剤で固定する。高さが合ったらネジをロックする。

相欠き継ぎ写真 プラ束写真
相欠き継ぎ(左右) プラ束

残念ながらバッテリー切れで全体の出来上がり写真がないが、プラ束36本全ての調整を行い、本日の作業終了。


「工事内容07」おしまい。

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