02-19

工事内容13

工事内容13-2階屋根張り〜壁断熱材の設置

00【登場人物】
01【2階屋根張り】
02【天井受材の設置】
03【公庫の現場審査(中間時)】
04【壁断熱材の設置】

00【登場人物】

ウェルズホーム 美輪さん兄 棟梁
美輪さん弟 棟梁と双子の大工
成田君 営業担当

01【2階屋根張り】  2004.11

2階部分の屋根が張られた。もっとも雨漏りの確率が高い谷の部分を中心に見ていく。谷の部分は、左右の屋根から雨水が合流するし、施工が難しいので雨漏りがしやすいのだろう。
アスファルトルーフィングの上から、さらに黒いシートを増ぶきしてあった。この上に両耳が2段になった谷どいを設置する。公庫仕様書P117通り。

増ぶき写真 谷どい写真
増ぶき 谷どい

屋根板は、谷どいの2段になった耳をつかんで納める。きれいな仕事だ。棟の部分はまだ完了していない。棟換気が必要なので後で施工するらしい。

谷(棟側)写真 谷(軒側)写真
谷(棟側) 谷(軒側)

02【天井受材の設置】  2004.11

2階天井に石膏ボードが張れるように、天井受材が設置された。天井根太の間に2×4材を打ち付ける。公庫仕様書にはこの記述がない。
ないよりは、ある方がいいに決まっている。棟梁いわく、これがないと天井がたわむんじゃないかとのこと。また、ウェルズホームさんの2階天井は、標準で厚さ9.5mmの石膏ボード2枚張りなのでさらに強度が高い。

でも天井を張っちゃうと、きれいな谷木や垂木が見えなくなるのが悲しかったりする。。。

天井点検口もつけられた。金物でがっちり固定されている。ここまで必要ないかも?ってぐらい頑丈そう。

天井受材の写真 天井点検口の写真
天井受材 天井点検口

また垂木つなぎ、棟木の継手部分に補強の筋交い、天井根太の継手が付けられて補強されていた。
公庫仕様書によると、垂木つなぎと垂木は、3本のCN90(赤)を平打ち(P95)。
天井根太と頭つなぎは、2本のCN75(青)を斜め打ち(P95)。
垂木と天井根太は、4本のCN90(赤)を平打ち(P94)。
垂木と頭つなぎは、2本のCN75(青)を斜め打ち(P94)。
天井根太の継手は、6本以上のCN90(赤)を平打ち(P57)。
全て問題なし。

筋かい補強写真 天井根太継手の補強写真
棟木継手の筋かい補強 天井根太継手

03【公庫の現場審査(中間時)】  2004.12

公庫から融資を受ける場合、その建物は公庫の定める建設基準(公庫技術基準)に適合する必要がある。そのため、中間時と竣工時に現場審査をすることになっている。中間時の審査は、「屋根工事が完了してから外壁の断熱工事が完了するまでの間」に申し込む必要がある。申し込みは、成田君にお任せしておいた。

公庫のHPを引用すると、現場審査は

「目視で分かる範囲で審査することであり、いわゆる建築主等が行う工事監理のように、すみからすみまで検査するのとは違います。したがって、仕上げ、施工の良否などについては、工事監理者を決めて別途検査をしてもらうことが必要です。」

と書いてある。なので、現場審査には立ち会わなかった。

あとで大工さんに聞くと、「来てたみたいですよ。」 まあ、そういう感じなんだろう(笑)。


04【壁断熱材の設置】  2004.12

壁に断熱材が張られた。室内が赤く染まってビックリ。使用する断熱材は、グラスウール16K(商品名フルカットサン)。基礎断熱や、床の断熱に使用したポリスチレンは水に強いが、グラスウールは濡らしちゃダメ。
1階たて枠の間にすっぽりと収まるサイズにカットされて納入されている。ただし、たて枠が重なっている所や、2階の壁など高さが低い所は、それぞれ断熱材をカットして施工する。カットはカッターを使用する。隙間なくびっしり施工することが肝心。

壁用断熱材の写真 断熱材の施工写真
壁用断熱材フルカットサン 断熱材で室内が赤く染まる

1階、2階の壁には厚さ90mmの断熱材を、2階床パネル(床根太210)の外周部分には90mmと140mmの2枚合わせで使用する。
我が家には1階と2階で耐力壁が910mmずれている下屋部分があるので、その2階床部分にも断熱材が必要だ。断面図と実際の施工の様子を示す。断面図と写真では左右が違うが、きちんと断熱材が張られている。あったかそう。

下屋部分の断面図 下屋部分の断熱写真
下屋部分の断面図 実際の施工

「工事内容13」おしまい。

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