02-21

工事内容15

工事内容15-電気工事〜気密工事

00【登場人物】
01【電気工事】
02【気密工事】

00【登場人物】

ウェルズホーム 志賀君 設計担当
菅原君 監理担当
成田君 営業担当
美輪さん兄 棟梁
美輪さん弟 棟梁と双子の大工

01【電気工事】  2004.12

電気屋さんが入り、電気工事が始まった。出社前の短時間なので全部チェックできなかったが、コンセントの取付高さが違っていた。
我が家は、アドニスのことを考えてコンセント位置を通常よりも高くしてある。1階がFL+900、2階がFL+1,000だ。コンセントの下面が、ちょうど窓枠の下面と合う高さになっている。
電気配線図に、ちゃんと高さ寸法を書いてあるのに、普通の家庭で使用しているFL+250で付いていた。間違っている所には、マジックで×印をつけておいた。気付いて直してくれるかな?

翌日、さらに間違いが。。。
ちょっと話がさかのぼる。先週、志賀君、菅原君と家庭内LANについて打合せをした。今すぐLANをつないでどうこうするつもりはないが、将来光ケーブルが引き込めるよう、CD管(中に針金が入った配線用の管)を2階ホールまで引き込み、そこからリビング、ダイニングにLANケーブル(CAT6)をつなぐことにした。
しかし、CD管は外径φ27mm(内径φ22mm)なので、それを通すには下枠とか床ばりに大きな穴をあけることになる。大きな穴があくのは強度的に心配なので、2階ホール部分に「ふかし」をつけ、そこに配線してもらうことにした。

「ふかし」とは、壁の手前にさらに作った壁のこと。ここなら構造用合板に穴をあけるだけで済む。

CD管写真 CD管施工図
CD管 中に針金が入っている 図右側で施工してもらうはずだった

この打合せ内容が電気屋さんに伝わっていなかったのか、「ふかし」をつけないで配線していた。もちろん下枠に穴をあけて。とっても悲しい。
大工さんに聞くと、電気屋さんはかなり大変そうにガリガリやっていたそうだ。そりゃそうだよ。この下は、サイズ410の集成材を使った床ばりなんだから。
パネル組立工場から追っかけて、パネルの立ち上げまでずっと見守って来たあのパネルちゃんが。。。オフセットしているから強度的に心配だと、何度も志賀君に質問したあの床ばり君が。。。傷つけられてしまった(涙)。

施工写真 穴あけ写真
「ふかし」がない。断熱材をめくると右の写真 下枠にたくさんの穴。この下は床ばり

すぐに菅原君、志賀君に電話した。頭に血が上っていてその時は気付かなかったが、今日はウェルズホームさんの定休日だった。写真を取って、夜メールにて内容を伝えた。ちょっと、きつい書き方をしてしまった。かなり感情的になっていたと思う。

翌日、菅原君から電話があり、「今から自分も立ち会って、指摘された部分の工事をやり直します。」とのこと。なんだか社長命令で、志賀君や成田君まで現場に駆け付ける話になったみたい。なんだか申し訳ない。でも、それを聞いて安心した。

さらにその翌日、菅原君、成田君立会いで、電気工事の確認を行った。スイッチ、コンセント、照明の位置が図面通りになっているかの最終確認だ。指摘した所は全て修正されており問題なし。ウェルズホームさんの工程内検査表に確認のサインをした。

問題の部分は、「ふかし」はまだ付けられていないが、ちゃんと手前に配管されていた。

修正写真 修正写真
CD管が4本、「手前」に通っている 1階から天井を仰ぐ

24時間換気システムの本体と、FFストーブの送風機も取り付けられた。いずれも2階床下に取り付く。それぞれ1階から見上げた写真。24時間換気システムには、排気口のみ配管されていた。壁を貫通して外気へ排気される。FFストーブの送風機は、本体からの暖かい空気を各部屋の吹出口へ届けるための物。配管はまだだが、電気配線のみ完了。

24時間換気写真 送風機写真
24時間換気システム FFストーブの送風機

02【気密工事】  2004.12

電気工事と平行して気密シートが張られた。公庫仕様書P161によると、厚さ0.1mmの気密シートを上下の重なり100mmで張り、タッカーで留めればよい。天井と壁、壁と床など、場所ごとの施工方法を図入りで細かく説明してあり参考になる。
ウェルズホームさんは、厚さ0.2mmの気密シート(商品名シッキラー)を使用する。300mm間隔で青いラインが入っているので目安になる。重なりは、天井と壁が300mm以上、壁と床が150mmあり、気密テープで留められていた。問題なし。

天井と壁写真 壁と床写真
天井と壁の重なり 壁から床へ150mm延ばしてある

床は、本ザネ加工のある厚さ15mm以上の構造用合板を使用していれば、シートを張る必要がない(同P161)ので、このままでよし。ここから先は、次世代型省エネ住宅(等級4レベル)の内容(同P178)になるが、設備配管、コンセントやスイッチボックスがきちんと気密テープで留められているか確認した。問題なし。丁寧な仕事だ。

コンセントボックス写真 ダクト写真
コンセントボックスまわり ダクトまわり

風呂断熱材、玄関土間、サッシまわりに発泡ウレタンが充填された。サッシ横の取り付けネジ穴の部分には、木片がはめられ固定されていた。はみ出た発泡ウレタンはカッターで切り取る。そして構造用合板を細くカットした物を釘打ちし、サッシまわりの気密シートを押さえる。こうすれば気密はバッチリだろう。

発泡ウレタン写真 サッシまわり写真
発泡ウレタンフォーム サッシまわり。緑色が発泡ウレタン
ウレタンカット写真 シート押さえ写真
ウレタンをカット。木片をはさみネジ止め 構造用合板でシートを押さえる

「工事内容15」おしまい。

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