02-31

工事内容25

工事内容25-足場撤去〜クロス張り

00【登場人物】
01【足場撤去】
02【クロス張り】

00【登場人物】

ウェルズホーム 石川さん クロス屋さん
塩田さん インテリアコーディネーター

01【足場撤去】  2005.01

いつものように愛車ロドスタで現場に向かったが、今日はうれしかった。
現場までもう少しの所で、遊歩道の木々の間から真っ白な我が家が見えてきたのだ。
「おおお!すげえ。足場が撤去されている。」
はやる気持ちを押え、車から降り歩いて近づくことにした。ゆっくりと感動を味わいたかったのだ。
「いいねえ。丸見えじゃん(笑)」
しばらく家の周りをウロウロして喜びを噛み締めた後、久しぶりに模型を持ち出し記念撮影。当たり前だが、模型とそっくり!

北側写真 東側写真
北側遊歩道から 東側道路から

02【クロス張り】  2005.01

クロスを張る前の準備として、石膏ボードのつなぎ目、ネジ頭に白いパテが塗られた。室内を見てビックリ。なんか芸術的というか、どっか南の島の民族ペイントを連想してしまう。
ちょっと工程が前に戻るが、石膏ボードを張る時に大工さんが切断面に小さなかんなで面取りを入れていた。このパテが付きやすくなるための気配りだろう。
またクロス屋の石川さんに話しを聞いたら、「パテ埋め作業をしていて普段よりもネジが多く感じた」とのこと。大工さんはこれでもかっていうぐらいネジを締めてくれたもんね。改めて感謝。

またサッシや壁の出隅部分には、樹脂製の部品(商品名クロス仕上げコーナー)が両面テープで貼付けられ、その上からパテが塗られた。断面がL型でパテが付きやすいよう小さな穴がたくさんあいている。公庫仕様書P201によるとコーナービードと言うらしい。石膏ボードは脆いので、その補強だ。

下地処理写真 コーナービード写真
パテで下地処理 コーナービードで補強

下地処理は「下塗り」と「仕上げ」の2回に分けて行われた。それぞれ使用するパテが違う。下塗りはアタッチ、仕上げはレベロンという商品だった。パテの色が濃い部分は、石膏ボードの凹を修正するためにパテがたくさん付いた部分と言える。最後に紙ヤスリ(#80〜#100)を使用して表面を研ぎ、下地処理の完了だ。

クロスに接着剤を付ける機械を紹介する。接着剤は商品名ルーアマイルド。水で溶いてよく攪拌し機械に入れておく。
クロスはロール材で納品されるので、そのまま機械裏側にセットする。クロスの入口には回転式のカッターが付いており、自動でクロス幅を必要サイズにカットしながら送り込む。クロスが機械の中を通る時に、接着剤がローラーで転写されて出てくる仕組みだ。
作業者は接着剤がクロス表面に付かないようにつづら折りする。テンキーで数字を入力すると指定した長さだけクロスを送り出して止まるので、最後は作業者がカッターで切り取る。

裏側写真 表側写真
機械裏側 機械表側

天井に張る様子を紹介する。つづら折りしたクロスの端を天井隅に合わせ少しずつ広げながら張っていく。ブラシでクロス表面をこすって中に入った空気を外へ出したら、お好み焼きのヘラみたいな道具を当ててカッターで不要な部分をカットする。
不要になる部分は、わずか1cmぐらい。この取り代は接着剤を付ける時に職人さんが自分で設定できる訳で、少ないほど腕に自信があるってことだろう。スポンジを使って周りに付いた接着剤を掃除したら1枚目の完成。

簡単そうに作業してるけど、こういうネチャネチャ、フニャフニャした物の扱いは難しいはず。特に最初の合わせが悪いと真っ直ぐ張れないはずだが、うまいもんだ。

ブラシがけ写真 カット写真
ブラシで空気抜き 余分な部分をカット

2枚目を張る。1枚目と隣り合う部分は同じく1cmほど重ねて張っておき、2枚重ねてカットする。1枚目の端に2枚目を突合せて張っていくよりも、こうして重ねてカットした方が仕上がりがきれいとのこと。つなぎ目にローラーをかけて密着させると、ほとんど分からない。

2枚重ねカット写真 ローラーがけ写真
2枚重ねてカット ローラーをかける

ただし、これはクロスのガラ(模様)にも左右される。
石川さん曰く「建売とかで職人さんがクロスを選ぶ場合は、間違いなく無地などの張りやすいガラを選ぶ(笑)」とのこと。
我が家のクロス選定はアドニスママに全てお任せだが、基本的にウェルズホームの塩田さんお勧めの無地を選んでいるので目立ちにくいのだろう。
ちなみに「ストライプ模様を横切って張り合わせるのは最悪(難しい)」とのこと。クロス選びの際にご注意を。


「工事内容25」おしまい。

Back Home Next