03-06

庭と芝06

庭と芝06-カボチャの収穫〜レンガ設置

01【カボチャの収穫】
02【排水対策】
03【レンガ設置】

01【カボチャの収穫】  2005.08

人工授粉してから45日。カボチャが収穫時期になった。
人工授粉をした後「うどんこ病」などの病気を患ったが、悪い葉を切り取ったり元校長先生に農薬を散布してもらい、なんとか生き延びた。
また台風7号の時は、庭に雨水がたまりカボチャが水没しそうになったので、豆腐が入っていた容器とチリトリを駆使して雨水をすくい出して助けた。やっとこの日を迎えたって感じ。

タキイ種苗の「ほっこり姫」というミニカボチャなのだが、一株から6個収穫し、一番大きい物は直径15cmまで成長。ハサミで切り取るとずっしりと重く870gもあった。標準は700gなので優等生だ。

カボチャ写真 カボチャ写真
収穫を迎えたカボチャ 標準700gを超えるサイズだ

早速、包丁を入れてみる。中身もしっかりしていて、きれいな色だ。これなら期待できそう。

まずはシンプルに食べてみる。
薄切りにしたカボチャとバターをフライパンに入れ、軽く焦げ目が付くまで炒める。最後に軽く塩を振って、できあがり。
はやる気持ちを抑えながらフーフーし、あんぐり。バターの焦げた匂いが鼻から抜け、口の中でバターのコクとカボチャの甘味が広がる。果肉は緻密で名前通りのほっこりとした食感だ。うんまい。

次は煮物。鶏肉(皮付き)と、油揚げを入れるのが我が家流。
カボチャは大きめ、その他は一口大に切り、ひたひたの水で煮る。味付けは粉末のダシと塩、酒、醤油、みりん。汁気がなくなってきたらできあがり。たきたてのごはんも用意し、食らう。
カボチャは煮崩れせず、ほっこりしたまま。鶏肉の皮からチュルチュル出てくる旨みと混ざって、うまい。その味がしっかりしみた油揚げは、ごはんに乗せていっしょに食う。噛むと汁がジュワーとしみ出て、う〜たまらん。

ご覧の通り、我が家は食いしん坊だ。高くて贅沢な物は手が出ないが、安くておいしい物が大好き。そんな我が家にピッタリ。このカボチャ、いけます。我が家と同じく貧乏で食いしん坊な方々へ。庭に「ほっこり姫」を植えよう。

料理写真
バターソテー(左)と煮物(右)

一方、プチトマトは順調に成長し高さ180cm、10段まで花を咲かせた。これ以上は支柱がないし、目標であった10段をクリアしたので、芯を止めた。
完熟した実は甘みがあっておいしく、取ってすぐ食べられるのもいい。庭いじりをしながら、ちょくちょくつまみ食いをしている。

ちょうど3〜4段目あたりが食べ頃を迎え、門柱(左)の角穴から赤い実を覗くことができるようになったので、アドニスにも協力してもらい記念撮影。狙い通りじゃん。

トマト写真 トマトとアドニス写真
見事10段達成! よ〜く見てね

02【排水対策】  2005.08

台風7号の時、カボチャを植えてある辺りに雨水がたまり、カボチャが水没しそうになった。
庭の中でここが一番低くなっており、ボーダーガーデンの法面(庭と芝05参照)に付けた溝からも雨水があふれ出てしまったのだ。雨水は翌朝にはすっかり引き、何とか難を逃れたのだが、このままでは気分が悪い。なんとかせねば。。。やるなら、芝の種まき前の今しかない。

排水対策として、法面の溝と建物の雨水マスの間に排水管を埋設してつなぐことにした。
現状、溝にたまった雨水は地面に吸い込ませるだけだが、排水管を設置することにより溝→排水管(新設)→雨水マス→排水管(既存)→敷地外のU字溝へと雨水を抜けさせる訳だ。

購入したのは、塩ビパイプ(外径φ60mm)2m×4本、継手(ストレート4個、45度エルボ2個、T字1個)、流し台のゴミ受け2個。材料はホームセンターで簡単に入手可能で、どれも安く合計2,000円ぐらい。
地面を掘って(何回目だ?)、レベルで勾配を確認しながらパイプを2ヶ所に設置し、雨水マスにドリルで穴をあけてつなぐ。パイプ内部にゴミがつまらないよう、パイプ先端に「流し台のゴミ受け」を接着した。

また、溝には掘り出した砕石を敷き詰めて、2ヶ所の入口に雨水が流れるよう勾配を付けた。これで、雨水は敷地外へと流れ出るはずだ。
とりあえず1箇所の作業風景を示す。写真のオレンジ色の管はCD管。穴を掘るついでに、ガーデンライト用の配線をしておいた。

配管穴掘り写真 穴あけ写真
配管埋設の穴掘り ドリルで雨水マスに穴あけ
パイプ写真 ゴミ受け写真
パイプを接続する 流し台のゴミ受け

対策後、スコールのような強い雨が降ったので、効果を確認すべく庭に出てみた。
おお、流れてる。流れてる。雨水は意図した通りの流れをしていた。また雨水マスを開けてみると、じゃあ、じゃあ流れ込んでいる。にんまり。


03【レンガ設置】  2005.08

排水対策の続きとして、桑名さんから山砂を500リットル購入し、カボチャを植えてあった辺りに盛った。15cmほど高くし、奥のコーナーと同じく円を描いてボーダー部とつなげる。今はプチトマトが芸術的な姿(お隣さん談)を見せているが、カボチャがいなくなってさみしい感じ。ここにも何か植えたいね。

また、前回作ったボーダーガーデンの法面は、ミントやコスモスがしっかりと根を張っているため、台風でも崩壊しなかった。しかし、どうしても表面の土が流れ出てしまうので、レンガで縁取りすることにした。せっかく埋設した排水管を土で詰まらせる訳にはいかないしね。

最初は費用の面からレンガ設置を却下したが、アプローチや花壇に使用しているレンガと同じような色合いで、値段の安い物(@78円)を見つけたので、ド〜ンと100個購入。1個2kgで計算すると200kgにもなる。さすがに自家用車では運搬が心配だったので、ホームセンターの軽トラを借りた。運び込むだけで、一苦労。

山砂写真 レンガ写真
山砂を盛る レンガ100個の山

成り行きというか気分でコロコロとレイアウトを替えるので、レンガをモルタルで固定するかどうか迷った。
とりあえず、モルタル無しでレンガを何個か置いてみたが、なんかしっくりこない。目地がないと変な感じだし、手で強く押すとぐらつく。。。
う〜ん、気に入らない。やっぱモルタルで固定しなきゃダメだ。しかし、一人でできるかなあ?桑名さんのレンガ積み作業は、一度も見ることができなかったし。。。悩むこと数分。え〜い、やっちゃえ!

ホームセンターへ再び行き、セメント(25kg)1袋、砂(20kg)2袋を購入。
モルタルで固定すると簡単には変更できなくなるので、現場で図面を見ながら再度じっくりと考えてから作業再開。

まず、割り箸と糸を使って円を書き直し、レンガを設置する部分をていねいに掘る。またしても砕石層との戦いだ。にゃろめ。
次に掘り出した砕石を再利用してコンクリートを作り、流し込む。コンクリートを流し込む高さには、壁面に割り箸を刺して目印とした。
レンガ積み作業は見ていないが、我が家の基礎工事はじっくり見ているので、参考になった。

自分で作業してみれば分かるが、高さ(深さ)をきちんと測るのは難しい。プロが使用しているレーザー式のレベルを使えばいいのだろうが、何万円もするので手が出ない。既存のアプローチレンガや化粧ブロックを基準に、水糸を張って寸法を追っていくしかない。これがシロウトの限界か。

基礎写真
とりあえず基礎の完成

基礎ができたら、さらにモルタルを盛ってレンガを固定する。レンガの上面が、アプローチのレンガと同ツラとなるようにした。
レンガの大きさはバラツキがあるので、仕上がり高さを揃えるには、モルタルの高さ(厚さ)で調整するしかない。レベルを使用して微調整するのだが、モルタルがユルユルだと調整しづらいので、ちょっと硬めぐらいがいい。
レンガが自重で沈んでいくようではダメ。レンガを手で押すと沈み、手を離すと止まるぐらいがベスト。

またレンガが乾燥しているとモルタルの付きが悪いので、表面がちょっと湿っているぐらいがいい。使用直前まで水の入ったバケツにレンガをつっこんでおき、使用する時に表面の水分をスポンジで拭き取って使用した。

目地の仕上げは割り箸と指先を使い、はみ出したモルタルはスポンジできれいにする。ただし、セメントに直接触れると皮膚が荒れて痛むので、皮膚の弱い方は注意。自分は最初、なんで指先がヒリヒリするのか分からなかった。でも、どうしても指が出ちゃう。。。

レンガ設置写真 レンガ設置写真
レンガ設置(R部分) レンガ設置(ストレート部分)

こうして作業すること4日間。お盆休みを利用し、ぶっ通しで作業した結果なんとか完成した。

スコップでしゃかりきになって砕石を掘ったら、両手に豆ができて皮が破れるし、目地の調整を素手でやったら、セメントに指先が負けて指紋がなくなるし、しゃがみこんでの連続作業は腰が砕けそうになるし、炎天下の作業は日焼けして熱が出るし。。。

4日間で、ボロボロな体になった。しばらくセメントと砕石は見たくもない。しかし、一人でできたという達成感はある。よ〜く見ると、目地幅が不揃いだったり、ちょっと倒れているレンガがあっても、それも味だと思える。初めてにしては上出来だろう。

大変だったのであんまりお勧めはしないが、やるならそれなりの覚悟で挑戦されたし。

完成写真と新しいレイアウト図を示す。ママの植えたコスモスが満開になってきれいだ。

レンガ完成写真
レンガ設置完成
レイアウト図
レイアウト図

「庭と芝06」おしまい。

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