03-07

庭と芝07

庭と芝07-枝豆の収穫〜ガーデンライト

01【枝豆の収穫】
02【施肥】
03【ガーデンライト】

01【枝豆の収穫】  2005.08

枝豆を収穫した。ここまでを振り返ると、ちょっと遅めの6月に茶豆と黒豆の2種類を種まきし、一週間後に発芽。庭と芝04参照。茶豆は発芽率が悪く欠株が多かったが、黒豆よりも生育が早く発芽後40日ぐらいで開花。葉のワキに小さな白い花がたくさん咲いた。
毎日水やりしながら、虫がついていないか確認し、6月にオルトラン顆粒、7月にスミチオンを散布した。食害を受けて病気にかかった株もあるが、開花後1ヶ月で無事に収穫期を迎えた。大収穫とまでは言えないが、なんとか夏の終わりに間に合った。

枝豆の収穫写真
枝豆の収穫

ガボッと株ごと引っこ抜く。根に付いている丸が根粒菌と呼ばれるヤツか。枝豆はこの根粒菌が空気中の窒素成分を供給してくれるので、畑の肥料を控えめにするのがコツ。窒素成分が多いと葉ばかり茂って実がならないらしい。
元校長先生の肥沃な畑で枝豆ができないのは、このせいか?我が家では、最初に腐葉土を入れただけで、元肥は入れなかったし追肥も一切していない。痩せた土地の方が良く実ができるとは、なんていいヤツだ。枝豆はお勧めだ。

収穫写真 根粒菌写真
左が黒豆で、右が茶豆。 根粒菌

早速、試食。サヤをちぎって洗い、塩もみをして5分置く。たっぷりのお湯に塩を入れ、きっちり4分茹でる。ちょっと硬めが好きなので、茹で過ぎに注意。ザルにあげて塩を振り、扇風機で熱を取ってできあがり。
やっぱ、枝豆にはビールでしょ。授乳中のママも、この日ばかりはアルコール解禁。ちょびっとだけ飲んだ。

試食写真
左が黒豆で、右が茶豆。

まずは茶豆。プチッ、ムシャムシャムシャ。うめえ〜。次に黒豆。プチッ、ムシャムシャムシャ。うめえ〜。
味の違いはよく分からん。どっちもうまい。ただ、茶豆の方が香り豊かな気がする。これなら食べるに値すると感じたので、元校長先生に献上。

翌日「おいしく食べれた」とのこと。それはよかった。やっと、ほんの少しだけ恩返しができた。


02【施肥】  2005.09

芝の土造りもいよいよ最終段階で、施肥を行った。雪印種苗のホームページには、まず「土壌分析を行ってから施肥量を決めるのが好ましい」とあるが、そんな分析できる訳もないので無視。

ただし、元校長先生から測定器を借りてPHチェックだけ行った。理科の授業でやったと思うが、酸性<中性(PH7)<アルカリ性の検査だ。7.0より数字が低ければ酸性、7.0より数字が高ければアルカリ性ね。
測定は超簡単で、土に差し込むだけ。4ヶ所ぐらい差し込んだ結果、6.8〜7.0でほぼ中性だった。特に偏っていないので、問題なし。

土壌酸度計写真 測定写真
土壌酸度計(ムサシノ電子工業) 測定中 PH7.0

次に「化成肥料を50〜150g/m2(できれば緩効性でNPK各10%程度のもの)を表面に均一に散布する」とある。
50〜150g/m2とはずいぶん差があるが、間を取って100g/m2散布することにした。

NPKは、N(窒素)P(リン酸)K(カリウム)のこと。N(窒素)は葉に効き、P(リン酸)は実や花、K(カリウム)は根に効くと言われている。花をたくさん咲かせるための液肥などは、窒素成分が少なくリン酸成分が多く含まれている。数字は、肥料に含まれる各成分の割合を%で示している。

例えば、N10P10K10の表示なら肥料50g中にN(窒素)5g、P(リン酸)5g、K(カリウム)5gが含まれていることになる(50g×10%=5g)。先に花と野菜作りをしたお陰で、これら知識が身に付いた。

ちなみに、元校長先生は月刊誌を購読するほどのタキイ種苗びいきだ。参考に月刊誌を読ませてもらったが、農家向けの内容で品種ごとの栽培方法が細かく書かれている。肥料も各成分ごとに窒素がいくら、リン酸がいくらと必要な量を示してある。農業は科学だ。

ただし、農家向けなので10a(アール)当たりの必要量で表示してある。1a=10m×10mね。これを1m2当たりに直すには1/1,000すればいい。「10a当たり20kgの窒素成分が必要」と書いてあれば、「1m2当たり20gの窒素成分が必要」ってこと。単位を直すだけでいいので簡単。タキイ種苗のホームページにも、各野菜の栽培方法が載っているので野菜作りに挑戦される方は参考にされたし。

さて、芝の面積は、庭(大)の面積31m2から敷石(3.2m2)、物置(1.8m2)、ボーダーガーデン(3m2)などを引いて23m2なので、全体で2.3kg(23m2×100g/m2=2,300g)散布すればいい。
肥料を買いにホームセンターに行くと、「芝の肥料」という分かりやすいネーミングが目に止まった。手に取ってみると一袋2.3kgで売っている。ビンゴ!見事ぴったり使い切りサイズだ。NPKは各8%で、粒も小さくてまきやすそうなので迷わず購入した。

芝の肥料写真
芝の肥料 2.3kg

割り箸と糸で1m2を囲い、肥料を100gずつ計量し、散布した。有機質配合と書いてある通り、鶏小屋のような臭いがプ〜ンとするが、鼻が曲がる程ではない。まあ、許せる範囲。

散布したら、「レーキ掛けを行い、肥料と土を絡ませる。」これで土造りの完成だ。

1m2の写真 肥料写真
糸で1m2を囲んで散布 丸い粒が肥料

03【ガーデンライト】  2005.09

アプローチにガーデンライトを設置した。
現在、太陽光で発電しセンサで自動点灯(消灯)するソーラータイプが主流だ。安いし配線不要のお手軽さが受けて、ホームセンターの棚はこればっかりだった。

しかし、こいつは暗い。ボワ〜ッと点いている感じなので、足元を照らす用途には使えない。また、夜間点きっぱなしでは虫が寄るかもしれない。芝や野菜への被害が心配なので、却下。配線タイプを選定した。
品揃えが少なくて探すのにひと苦労だったが、在庫処分セール(3,980円→1,500円)を見つけて即購入。

購入したのは、GL-17AP6S(アイリスオーヤマ)。ライト6個、電球5W、トランス30W、センサー(使用せず)、配線10mがセットになっている。表札用ライトから電源を取ったので、室内にある表札用ライトのスイッチを入れた時に、同時点灯する。
トランス(100V→12V)とコンセントは、ウッドデッキにネジ止めした。ついでに、芝刈り機用に常時オンのコンセントも追加した。地上高40cmあるので、浸水の心配はないだろう。
写真左から常時オン100V、表札連動100V、トランス。庭にコンセントが足りなくて自分で増設したが、家を建てる段階で庭のコンセントもプランニングしておくことをお勧めする。

コンセントとトランス写真
増設したコンセントとトランス

ガーデンライトは6個入りだったので、アプローチの左右に3個ずつ配置した。パッケージされた配線10mだけでは長さが足りなかったので、配線を延長しCD管(オレンジ)に通して埋設した。取説には「配線を切らないで、延長しないで、埋めないで」って書いてあるが、全て無視(笑)。CD管に通して水が入らないように配線したから大丈夫のハズ。
本体はプラスチック製で組立は簡単だが、高級感はない。値段が値段だからね。これを地面に刺して完成。

配線中写真
配線中

夕方を待って、点灯する。おおっ!いいねえ〜。昼間の安っぽさはどこへやら。庭に明かりがあると雰囲気が全然違う。かわいいアニマルの置物も飾って、とっても楽しい庭になった。ソーラータイプではこの明るさは出せないので、配線タイプをお勧めする。ただし、配線改造は自己責任で。

ライト点灯写真 ぶた写真
ライト点灯 ぶた
うし写真 ぞう写真
うし ぞう

「庭と芝07」おしまい。

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