02-36

工事内容30

工事内容30-ウッドデッキ設置〜完了検査

00【登場人物】
01【ウッドデッキ設置】
02【JIO完了検査報告書】
03【完了検査】

00【登場人物】

ウェルズホーム 菅原君 監理担当
志賀君 設計担当
美輪さん兄 棟梁
美輪さん弟 棟梁と双子の大工

01【ウッドデッキ設置】  2005.02

大工さんが戻って来てウッドデッキを設置してくれた。会うのは1ヶ月ぶりだったのだが、何だか懐かしくてうれしかった。使用した材料は2×4(SPF)と4×4(防腐処理材)。
通常リビングの掃き出し窓からデッキに出る間取りが多いと思うが、我が家は玄関前のスペースに設置した。家に入るためには必ずデッキを通ることになる。
アドニスママいわく、Dr.スランプ アラレちゃんのおうちなのだそうだ。何のことやら。。。分かる人だけ分かってやって下さい。
手すり部分のデザインは、小柱をたくさん建てるのは高いし、ラティス風じゃ隠し過ぎってことで、シンプルに「×」にした。ただし「×」の角度によっても印象は変わるので、志賀君に自分たちのイメージ通りの写真を見せて設計してもらった。

ウッドデッキ写真
ウッドデッキ(塗装前)

色は全部白にすることも考えたが、毎日踏むことになるので踏み面のみ茶色でその他は白にした。デッキの上は全て屋根がかかっているので、イスとテーブルでも置いてくつろぐスペースにするつもり。まだ大工工事をしていた頃、床断熱材の余りを座布団にして大工さんとこのスペースでよくお茶を飲んだが、とっても居心地が良かったのだ。

ちなみに、床断熱材の上には一度座ってみることをお勧めする。不思議なくらいあったかいので、断熱材のすごさを体感できる。これが床一面に敷かれているのかと思うと、うれしくなるはずだ。

また、今まで使っていた玄関前の踏み台(工事内容23参照)は、棟梁が持ち帰ることになった。軽トラに載るよう大きさも考えて作ってあったそうだ。さすが。

後日、ペンキ屋さんが塗ってウッドデッキ完成。

ウッドデッキ写真 ウッドデッキ写真
ウッドデッキ(塗装後) ウッドデッキ(塗装後)

02【JIO完了検査報告書】  2005.02

検査後5日で届いた。検査項目のチェックリスト1枚とデジカメ写真1枚の合計2枚の報告書だ。今回も、検査に立ち会っているので、結果は見るまでもなく「合格」だ。
これで全4回の検査全てに合格したので、JIOの保証住宅として認定され10年間のかし保証が受けられる。
後日、りっぱな箱入りの保証書がウェルズホームさん経由で届いた。


03【完了検査】  2005.02

菅原君立会いで、ウェルズホームさんの建物完了検査を行った。給湯器を除く水道、電気、FFストーブが使えるか確認した。カーテンや手すりも付き、ほぼ完成状態。引渡しは来週の予定。それまでに給湯器を使用できるようにするとのこと。

建物がほぼ完成したので、建物の重さで地盤が沈下したかどうかの検査を行った。いきさつは、工事内容05参照。
基礎に陸墨を付けた時に、あらかじめ東側道路の電柱にも同じ高さで小さな印を付けておいたので、この印と比較して検査する。測定器はレベルを使用。工事現場などで、メジャーを持った人と何か覗き込んでいる人を見たことがあると思う。あれだ。写真左参照。

レベルを適当な位置にセットし覗き込んでみた。顕微鏡というか望遠鏡みたいな感じで、丸い視野の中に水平ラインが付いて見える。まず、電柱に付けた印にメジャーのゼロを合わせて持ってもらう。メジャー係りは菅原君。自分はメジャーの目盛りにピントを合わせ、レベル内に見える水平ラインが何ミリになっているかを測定する。この測定値をAとしよう。

レベルは水平旋回できる構造になっているので、首を振って同じように建物の陸墨にメジャーのゼロを合わせ何ミリになっているかを測定する。この測定値をBとしよう。
このAとBを比較する。建物が沈んでいなければ当然A=Bだし、もし建物が沈んでいればB>Aとなり沈下量=B-Aで計算できる。右図参照。

レベル測定写真 レベル測定図
レベル測定の様子
マウスを置くと画像が変わります
レベル測定の概略図

JIOの地盤調査結果によると、最大沈下量は3.3cm(33mm)だ。さて、気になる測定結果は、ドロドロドロドロドロ(ドラムの音ね)、ジャジャ〜ン。

測定値A「489mm」 
測定値B「489〜490mm」建物の両端2箇所を測定
沈下量B-A「最大1mm!」

やったね。地盤もベタ基礎もよく頑張った(笑)。測定誤差もあるだろうが、「全く沈んでいない」と言えると思う。これで安心して暮らせるぞ。測定に協力してくれた菅原君、ありがとうございました。しかし、JIOの計算結果どういうこっちゃ?

その後、菅原君と2人で久しぶりに床下に潜った。前回点検した時は、基礎内に雨水が入り込んでいて1人で大騒ぎした(工事内容14参照)が、今回は雨水の浸入は全くなし。既に季節は、雨から雪に変わっているが、外壁、水切りがちゃんと機能していることを確認できた。
しかし、玄関横の基礎つなぎ目からの漏水はまだ止まっていなかった。建物表側は水抜き穴をあけたのでしばらくして止まったが、内側はまだ水が出ており水溜りができていた。う〜ん。悩ましい。床下は想像以上に風が流れているので(基礎パッキンはスゴイ)、カビが発生することはないと思うがちょっと心配だ。

次に配管のチェックをした。ウェルズホームさんは「さや管ヘッダー方式」を採用している。「さや管」の中に樹脂製の給水管が通った二重構造になっている。柔らかく曲げやすい、サビの心配もない、交換も簡単といいことずくめだ。「ヘッダー」は各さや管に分岐する部分。一度の分岐で各場所まで配管できるので安定した水量が得られる。
さや管の赤は給湯で、青は給水。どこに配管するかマジックで記入されているので、それがきちんと決められた場所に配管されているかチェックした。問題なし。
写真は、前回潜った時に撮影した配管途中の状態。

さや管ヘッダー写真
さや管ヘッダー方式

次に排水管のチェック。
これは他のハウスメーカーで実際にあったという話だが、風呂の排水管を配管し忘れていたそうだ。奥様がキッチンの床下収納を開けたら、物がプカプカ浮いていたのでミスに気付いたらしい。床下が風呂の排水でプールになっていたんだね。まあ、世の中にはそんなミスもあるってことだ。念のため確認することをお勧めする。

ちなみにウェルズホームさんの場合は、菅原君がちゃんと床下に潜って検査してくれるので心配ない。自分は物好きなので、ごいっしょしているだけ。
床下プールにならないよう排水管が、きちんと配管されていることを確認した。問題なし。


「工事内容30」おしまい。

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