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新居の生活02

新居の生活02-24時間換気〜室内の乾燥と結露

01【24時間換気】
02【FFストーブと全室暖房】
03【室内の乾燥と結露】

入居してもうすぐ1ヶ月。まだ2階に引越のダンボールがちょっと残っていたりするが、収納用品も色々と買い揃え部屋が片付いてきた。どこに何があるか、次に何をどうすればいいかが分かってきたので、生活にリズムが出てきた。自分たちの家って感じが強まったと思う。
しかし、これでやっとくつろげるようになったかと思うと、そうでもない。今度は室内クリーニングした時のワックスや養生テープの残りなど、細かい所が気になって掃除ばっかりしている。落ち着けるのは、まだ先のようだ。この1ヶ月で感じたことを述べる。


01【24時間換気】  2005.03

現在、1時間に0.5回以上換気する24時間換気設備が義務付けられており、コントローラにも「常時運転(風量MAX)でご使用下さい」と書かれている。まじめな自分たちは、最初の2週間ぐらい書かれている通り風量MAXで24時間連続運転していた。
しかし、24時間換気を運転していると吸気口から冷たい外気が入ってくるのが分かる。手をかざすと結構な勢いだ。計画された吸気口から外気を導入しているのだからこれで正常なのだろうが、すきま風のように感じてちょっと不快だったし貧乏人としては暖房費がもったいなく感じた。

2週間を過ぎた辺りから、まず外出中は運転を止めるようになり、次に「FFストーブもIHクッキングヒーターも室内の空気を汚さないから平気だ」と考え、家にいる時も風量をだんだんと弱く設定するようになり、今では電気代が安くなる夜11時から朝7時まで運転するだけになってしまった。

コントローラ写真 吸気口写真
24時間換気のコントローラ 24時間換気の吸気口

また吸気口のカバーを外して中を見るとフィルターと黒いボールが入っており、このボールをレバーで固定すると吸気量を制限できるようになっている。
「台風、強風の時に一時的に固定して下さい」と書いてある。台風なんか来てないが、迷わず固定した。完全に吸気が遮断される訳ではなくそよそよと風が入ってくる感じになるので、すきま風のように感じていた不快感は解消された。

吸気口写真 吸気口写真
カバーをはずした状態(通常位置) レバーを回転し、ボールを固定

このような使い方をしても、酸欠になったりシックハウスで頭が痛いなどということもないので、「換気システムは必要だが、24時間運転する必要はない」って感じ。
ただし、使用する暖房設備やコンロ及び建材が☆4つかどうかで条件は違うし、決してこの方法を勧めている訳ではないので、ご了承を。季節が変われば、また色々と試してみたいと思う。


02【FFストーブと全室暖房】  2005.03

1台のFFストーブで全室暖房するのがウェルズホームさんの売りだが、間違いなく体感できる。義父も「暖房はこれしかなくて大丈夫か?」って心配してくれたが、心配無用。ギッチリ入った断熱材と気密シートのおかげで、1台で全室を暖めることができる。FFストーブの様子は工事内容28参照。運転中は暖炉のようで雰囲気もいい。アドニスもストーブの前が大好き。
就寝中は消しているが、外気が氷点下になるような3月の朝でもタイマー運転なしで室温は13度をキープしてくれる。前のアパートでは、7度ぐらいだったのでその差は歴然。寒くてベッドから出られないとか、パジャマ姿でブルブル震えることもない。あったかい家に満足している。

FFストーブ写真
FFストーブの前はあったかい

あえて文句をつければ、点火してから全室が暖まるまでに時間がかかることと、全室を同じ温度にするのが難しいことが挙げられる。
我が家の場合、リビングにFFストーブを設置しているので一番最初にリビングが暖まる。FFストーブから離れているダイニングまでは天井裏のダクトを通して暖かい空気を送風するようになっているが、ダイニングが暖まるまで2時間ぐらいかかる。
24時間ずっと運転していればいいのだろうが、灯油代が心配なので就寝中と外出中は消している。朝は、タイマーを利用して起きる1時間前から運転して対応しているが、リビングが18℃、ダイニングが16℃ぐらいって感じ。

これはリビングに吹き抜けがあることも影響している。リビングの暖かい空気がどんどん2階へ行ってしまうので、2階の方がダイニングよりも断然暖かい。我が家の暖まる順番は、リビング→2階→ダイニングとなっている。暖かい空気が上昇するのは自然なことなので、天井ファンを回して空気を循環させているが同じ温度にするのは難しい。もし吹き抜けがなければ2階が暖まるのに時間がかかるので、吹き抜けが悪いとは考えていない。

天井ファン写真
天井ファン

このような使い方で、灯油は3週間で2回給油してもらい合計95リットル使用した。使用量は話に聞いていた通り。前のアパート生活より灯油代がかかるが、暖める面積が広いのでしょうがない。
灯油は店と契約し、室外に設置してあるタンクに給油してもらっている。定期的に巡回して給油してくれるので何の手間もかからない。量販店に行って自分で買うよりも5円/リットルぐらい割高だが、寒い中ポリタンクを持って並ばなくてもいいのは幸せだ。100リットル使ってもその差500円なら、自分は給油してもらう方を選ぶ。

全室暖房は必要か?についても考えてみた。全室暖房された家は、温度のバリヤがないので快適だ。しかし問題もある。朝、暖房が必要な場所はダイニングとキッチンと洗面ぐらいで、必要な時間は出社するまでの1時間ぐらいだろう。共働き家庭の場合、使わないリビングや2階まで暖めておいてすぐ出社するのはもったいなく感じる。

必要な場所にだけ局所的に暖房を設けた方が経済的ではないか?給料が増えた訳でもないのに、こんな贅沢な暮らしをしていいのか?と考えてしまう。どうも貧乏人の考えが染み付いているようだ(笑)。
全室暖房の理念に反する考えだが、家族構成や暮らし方で必要な暖房方法は違ってくると思うので、一度よく考えてみるといいと思う。

(追記)2006.01
上記内容は、夫婦二人(共稼ぎ)で日中はFFストーブを使わない場合。
現在は子供が生まれたので、日中も使用するようになり、月に220リットルも消費。この冬は記録的に寒かったせいもあるが、灯油代も高騰しており、月額16,500円もかかった。(涙)


03【室内の乾燥と結露】  2005.03

FFストーブにIHクッキングヒーターの組合せだと、室内で燃焼しない→水蒸気が発生しない→室内が乾燥する→加湿器が必要。と聞いていた。ウェルズホームさんは引渡時に温度計・時計・湿度計がセットになった物をプレゼントしてくれるので、毎日それを見るのが日課になった。

1日だけ湿度35%なんて日もあったが、だいたい40〜50%台で落ち着いており、雨が降れば60%を超えるって感じ。特に必要を感じていないので、加湿器は使っていない。階段横に水槽を置いているので、これが加湿器の役目をしているのかもしれない。

温度計写真 水槽写真
上から温度(17℃)、時計、湿度(56%) 階段横の水槽(サイズ60cm)

また、この1ヶ月で結露は発生していない。今までのアパートでは考えられない嘘のような快適さだ。このアパートは鉄骨3階建て、アルミサッシのシングルガラス、壁には断熱材入ってないんじゃないか?仕様だったので、ガラスも壁も結露バリバリだった。そして、引越作業でベッドやパソコンを片付けてびっくりだったのだが、壁に黒いカビまで発生していた。見たら具合が悪くなっちまった。

そんな生活をしていただけに、結露がないのはとってもうれしい。結露バリバリのアパートにお住まいの方々、結露とサヨナラできますよ〜。


「新居の生活02」おしまい。

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