03-18

庭と芝18

庭と芝18-イチゴのプランター栽培〜ジューンベリーとブルーベリー2

01【イチゴのプランター栽培】
02【ジューンベリーとブルーベリー2】

01【イチゴのプランター栽培】  2006.07〜2007.06

イチゴの収穫(庭と芝13参照)の続編。2006.07イチゴの苗作りから2007.06収穫までの一年を一挙に紹介。

2006.07 苗作りを行った。イチゴは連作を嫌うため、毎年新しい苗を植えた方が良い実をつけるらしい。

まず株間にトレーを置き、ポリポットに培養土を入れてトレー内に並べる。次に、ランナーと呼ばれる新芽を針金(U字型のヘアピンを使用)で止める。このまま新芽が発根して大きく育つの待ち、最後にランナーをカットすれば苗の出来上がり。株元から1番目の苗は徒長しやすいので、2番目以降を苗にするといいそうだ。

この方法は、「わたなべいちご園」のホームページを参考にした。我が家のイチゴ栽培のバイブルだ。

トレー写真 ランナー写真
トレーとポリポット 親株から新苗を作る

場所が狭いので、ランナーがゴチャゴチャにならないよう整理するのは大変だった。ランナーが分岐しちゃうと、もう収拾が付かなくなるので、1本仕立てにした。畑の面積が広ければ、もっと自由にランナーを伸ばしてあげることもできるのだが、狭い我が家ではしょうがない。

2006.09 定植する準備を行った。去年は8株だけの栽培でおいしく楽しめたが、おいしいからこそ、もっと食べたい!との思いが強かった。しかし畑の面積は限られているので、たくさん植えるのは難しい。そこで、プランターを使って栽培してみることにした。

まずコンクリートブロックを奥高になるよう手間から1段、2段と積む。分解することを考えてセメントで固定しなかったが、ブロックの穴に角材を通して補強した。この上にプランターを並べると、段々畑の出来上がり。コンクリートブロックの高さは20cm、プランターの高さが18cmなのでちょうどいい感じ。立体的にすることで、たくさん栽培できるハズ。

プランター1個当りの施肥は、堆肥2スコップ、苦土石灰一握り、EMぼかし40g。これをプランター用土に混ぜ込んだ。

プランター写真
プランターの段々畑

元肥を入れてから1週間後に定植。ランナーをポリポットに止めてからは、2ヶ月が経過。ポリポットから苗を引き抜くと、根がしっかり回っていた。老苗は活着が悪いらしいので、ちょっと心配。苗を作る準備が早過ぎたかもしれない。苗の準備は8月になってからでもいいだろう。

プランター1段当り4株で、3段×4株=12株。これプラス地植え12株で合計24株。マーくんが喜ぶ姿を見たさに、ちょっと欲張って去年の3倍だ。
ただし、株間は20cmと狭いので、一株当りの収穫量は落ちるかもしれない。さて、どうなるか?

定植写真
2006.09 新苗の定植

2006.11 防寒のため、株元にワラを敷いて保温。去年は何もしなくても冬を越せたが、今年はちょっと優しくしてあげることに。
そしたら、プランター3段目と2段目の株に花が咲いた。蜂くんも来ている。去年とは明らかに成長が違う。ワラの効果?今年は、去年の冬よりも暖かいから?段段畑はイチゴに合っているのか?

敷きワラ写真
2006.11 ワラを敷いて保温

しかし、ビニールハウス栽培でもしない限り、この花を結実させるのは難しいらしい。摘み取るのも忍びなく放置したら、後日、寒さで凍みたようになった。かわいそう。
ママに「ビニールハウスを作りたい」と言ったら、「まあ、まあ。落ち着け」と諭された。

このまま、年越し。イチゴは休眠状態となり、地上部に変化なし。

2007.03 ワラを敷いているので、今年は黒マルチをしなくてもいいかと思ったが、地温が上がらず生育が悪いとイヤなので、地植え部分は黒マルチをした。

2007.04 気温の上昇と共に、休眠から目覚める。去年より2週間も早く開花。桜が満開になると、イチゴも次々と花を付ける。新しくて大きな葉も伸び始める。

イチゴ開花
2007.04 イチゴ開花

2007.05〜06 いよいよ収穫。
プランター栽培でも、写真のようにたくさんのイチゴを収穫することができた。収穫量は、地植えのイチゴよりも多い。でも味は、地植えのイチゴに劣る。

地植えとプランター栽培の比較
栽培 甘さ 大きさ 収穫量
地植え 甘い 大きい 少ない
プランター 甘くない 小さい 多い

地植えは、甘くて大きな実を収穫できる。生食向き。おいしいよ〜。
プランターは、あまり甘くない小さな実をたくさん収穫できる。ジャム向き。

プランターは乾燥が早いので、頻繁に水やりが必要。水やりする度に、肥料分が流れ落ちるので、味が劣るのか?もっと追肥すれば、おいしくなったかもしれない。
また、根が十分に張れないから、実が小さいのか?じゃあ、たくさん実が付くのはなぜ?よく分からん。

イチゴ収穫写真 イチゴ収穫写真
2007.05 イチゴの収穫 鈴なり状態のイチゴ

去年の3倍の24株を植えて、ピーク時には一日20個を収穫。収穫時期は2週間ぐらいなので、合計200個以上も収穫を楽しむことができた。

それでも、ほとんどマーくんが食べちゃう。

パパとママも食べたいよう。来年は、もっと数を増やして植えてやる〜。

地植えのイチゴ
地植えのイチゴ

02【ジューンベリーとブルーベリー2】  2006.11〜2007.07

[ジューンベリー] 品種名:サウストーン
[ブルーベリー] 品種名:ウェイマウスとウィッシュブルー

2006.03に苗を購入したジューンベリーとブルーベリー(庭と芝13参照)の続編。

2006.11 鉢植えから取り出して、庭に定植することにした。定植する場所には、2ヶ月前から庭土に大量のピートモスをすきこんで準備しておいた。
しかし、ジューンベリーを鉢から出してみてビックリ。コガネムシのでっかい幼虫に根をガッツリ食われていた。根元から切られており、全然根が付いてない状態。これでは、もうダメかもしれない。最初から土に紛れていたのか、鉢底から浸入したのか不明だが、丸々と太りやがって。憎たらしい。

「ジューンベリーは、マーくん誕生の記念樹なんだぞ〜。2,000円もしたんだぞ〜。バカヤロー」ピューン(放り投げる音)

2006.12 ブルーベリーは根が浅く、乾燥に弱いらしいので、株周りにモミガラを敷き詰めて、冬越し。

冬越し写真
2006.12 モミガラで冬越し

2007.03 元肥えとしてEMぼかしを一株に100gずつ与える。
ブルーベリーは、枝の先端に実が付き、根元に葉が付く性質をもっているのだが、先端の花芽が膨らんできた。今年は、何個か実が食べれそう。順調だ。
しかし、ジューンベリーはまったく成長を見せない。

花芽の写真
2007.03 花芽が膨らむ

2007.04 ウェイマウスが先に開花。つりがね状の白い花がたくさん咲いた。ウィッシュブルーは、まだ咲きそうにない。時期が違うようだ。実付きをよくするために混植したのだが、意味がなかったかも?
ジューンベリーは、根付いているんだが、どうだか不明。

ウェイマウス開花写真
2007.04 ウェイマウス開花

2007.05 ウィッシュブルーも開花。そして、そして、うれしいことに、ジューンベリーが萌芽!

もうすっかりダメだと思いながらも、捨てるに捨てられず。。。放置していたんだけど、生きていたんだね。スゴイ。

さっそく追肥。EMぼかし50gを与える。

ジューンベリー萌芽写真
ジューンベリー萌芽

2007.06 ウェイマウスが結実。初収穫だ。何とかマーくんの誕生日に間に合った。ウェイマウスは早生の品種だが、東北地方では6月に収穫するのがギリギリのようだ。

大きさは直径13mm。重さ1g程度。ちゃんとワックスもかかって、おいしそう。

収穫の写真 重さの写真
2007.06 ウェイマウス収穫 4粒で4g

期待しながら、さっそく食べてみる。ムシャ。むむむ。。。う〜ん。

モサッとした食感。残念ながら、お世辞にもおいしいとは言えない。肥料が足りなかったか?まだ若い木だから、おいしい実がつかないのか?

これじゃあ生食は無理なので、ジャムにして食べることにした。収穫期間は20日ほどあったので、最初に収穫した実は冷凍保存しておき、全部の実を収穫した所でジャム作り。

ジャム作りは、ママにお任せ。すぐできた。
さっそくパンに付けて食べてみる。ムシャ。ムシャ。。。う〜ん。

甘酸っぱくて、おいしい。

来年は、もっとたくさん収穫できるといいな。

ジャム写真
ブルーベリーのジャム

「庭と芝18」おしまい。

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