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新居の生活07

新居の生活07-フェンス〜カーポート

01【フェンス】
02【カーポート】

01【フェンス】  2005.08

敷地北側の化粧ブロックに、フェンスを付けた。南側と同じアメリカンフェンスにすることも考えたが、見積りを見て諦めた。お隣と同じ普通のフェンス(ハイグリットフェンス11型)を選び、色だけは白(お隣は黒)にした。

ちなみに、お隣の建売は無事決まった。お話を聞くと、即決だったようだ。「この場所が気に入った」って。
その気持ちよ〜く分かります。自分たちも同じですから。これからよろしくです。

さて話をフェンスに戻して、桑名さんに「取付を自分でやってみたいんだけど、できる?」と聞いたら、「きっとできますよ。コツも教えますから」とのこと。ラッキー。桑名さんから品物だけを購入し、取付は自分で行うことにした。

フェンスはパネルと柱に分割されているので、まず柱を先に設置する。柱は全部で12本設置しなければならないのだが、お手本ということで、両サイドの2本を桑名さんにやってもらった。
あらかじめ、化粧ブロックには約2mごとに穴をあけている(穴をふさいでいない)ので、そこにモルタル(セメント1:砂1.5ぐらい)を入れて柱を固定する。埋め込む深さは、柱に付いている目印まで。前後左右の倒れをレベルでチェックし、コテでモルタルの表面を押さえる。

モルタル写真 埋め込み写真
モルタルを穴に入れる 埋め込む深さ

両サイドの2本の柱を最初に立てて、水糸を張ってから残りの柱を設置するのがコツ。
XYZの内、X方向のみレベル、Y方向は水糸、Z方向は柱の目印で確認する。X、Y両方をレベルで確認するよりも水糸を利用した方が断然ラクで、通りが出やすい。

水糸写真 レベル写真
両サイドの柱に水糸を張る。
(水糸は誇張している)
レベルと水糸で柱の倒れを確認

翌日、この方法で残り10本を自分で設置する。
用意する物は、バケツ、セメント、砂、コテ、スポンジ。この内、セメント、砂、使い古しのコテは桑名さんからもらった。
桑名さんの作業を思い出しながらモルタルを作ってみるが、水加減が難しい。理想はボテッとしたモルタルなのだが、自分が作ると水を入れ過ぎてユルユルのモルタルになっちまう。ユルユルだと硬化に時間がかかって作業性が悪いので、セメントと砂を増量する。
柱を立て、コテで表面をきれいにならし、はみ出たモルタルはスポンジできれいにする。
硬化待ちも含めて4時間ぐらいかかったが、あせらずのんびりやれば難しくない。

柱完了写真
柱の設置完了

さらに翌日、柱にパネルをネジ止めする。
パネル1枚の幅が2mなので、一人でも持ち運び可。取説を見ながら、付属の部品で柱とパネルをネジ止めすればいい。パネルとパネルの間隔を調整しながら、パネル10枚の取付を行った。
ここでは、10mmのソケットレンチとラッチェットが必要。スパナでは作業しずらい。
仕上りは、ご覧のようにバッチリ。

フェンス完成写真
フェンス完成

以上、フェンスの取付はDIY初心者でもやれる内容なので、挑戦されたし。


02【カーポート】  2005.09

桑名さんにカーポートを設置してもらった。発注したのは、商品名「メジャーポートR」(東洋エクステリア)で、幅6m×奥5m。奥行がもう少し欲しい所だが、残念ながらこれ以上の大きさのカーポートは敷地に入らない。色はアイボリーホワイトの柱にクリアブルーの屋根を組み合せた。

設置で一番心配なのは、勝手口との干渉だ。プラン打合せ参照。勝手口のドアとカーポートの屋根がぶつからないよう、カーポートの柱は道路に一番近い1本のみ「超ロング」(カタログ記載なしの特注)、その他は「ロング柱」を使用する。我が家のカーポートは、道路に向かって勾配が付いているので、道路に一番近い部分は他よりも200mmぐらい低いのだ。

工事の様子を紹介する。まず、水糸を張って設置場所を決め、箱抜きしてあった部分(工事内容32参照)を掘る。穴の深さは敷地の勾配によって違うが、450〜810mm。穴掘り作業は大変だったろうと思う。

水糸に合わせて柱を立て、コンクリートを流し込む。セメントは、4箇所合計で7袋(25kg入り)も使った。周りのコンクリートよりも一段低くしているのには訳があるので後述する。

穴掘り写真 コンクリ打設写真
箱抜き部分の穴掘り 柱を立ててコンクリート打設

柱に梁を接続し、棟木を付けて左右を連結する。ここまでで1日仕事。まだ屋根を張っていないが、全体像は見えた。梁のRがいい感じだ。心配していた勝手口との干渉も、問題なし。

梁写真 連結写真
柱に梁を取付 左右を連結

翌日、屋根を張る。遊歩道に集まる鳥のフンや、新緑の季節には落葉樹から油(樹液?)がたくさん降ってクルマが汚れたので、屋根材は光触媒で汚れが落ちるタイプ(アクアシャイン)にしてみた。カタログには効果が10年間持続すると謳っているので、少しは効果があることを期待している。

屋根写真
屋根取付

最後に雨どいを付けて本体の完成だ。
カタログを見て想像していたよりも、実物の方がはるかにかっこいい。明るくていい感じだ。キッチンが暗くなることを心配していたが、問題なし。

これで念願の屋根付き駐車場に車を停めることができる。ビルトインガレージはあきらめたけど、雨漏りロードスター(愛車の紹介参照)に乗っている自分としてはとってもうれしい。

ただし、カーポートの背が高いのに、車高の低いロドスタではアンバランスだ。横殴りの雨では濡れてしまうだろう。オプションでサイドパネルを付ければいいのだが、これが高い。よく考えれば当然なのかもしれないが、屋根と同じぐらい値段がする。サイドパネルを付けている人は、お金持ちだ。

サイドパネルはあきらめたが、物干しをオプションで付けた。折りたたみ式で、使う時だけ腕を伸ばすタイプ。アパートのベランダなどによくあるヤツだ。今まで外に物干しが無かったので、洗濯物はずっと室内に干していたが、これで外にも干すことができる。

完成写真 物干し写真
カーポート完成 物干し

本体とは関係ないが、桑名さんのアイディアを紹介する。箱抜きした部分のコンクリートは、先に打設してある周りのコンクリートと色が変わってしまうので、レンガを敷いて化粧してもらった。柱を立てた時に一段低くしていたのは、レンガの厚み分。箱抜きのサイズもレンガに合わせて抜いてあったので、ぴったり。さすがプロの仕事だね。

レンガ写真
箱抜き部分にレンガ設置

これで計画していた外構工事は全て完了。桑名さんお世話になりました。とっても満足しています。


「新居の生活07」おしまい。

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