02-33

工事内容27

工事内容27-塗り壁〜天井断熱材の設置

00【登場人物】
01【塗り壁】
02【照明設置】
03【天井断熱材の設置】

00【登場人物】

ウェルズホーム 菅原君 監理担当
塩田さん インテリアコーディネーター
株式会社ピコイ - 断熱材の設置

01【塗り壁】  2005.02

リビングの壁が塗られた。ウェルズホームさんのモデルハウスと同じく、コテは波目でお願いした。残念ながら立ち会っていないので、作業方法を紹介することができない。結果だけお見せする。

塗り壁の写真
塗り壁

3連窓の厚く盛られた部分など、質感があっていい。夜の照明でどう陰影がつくかも楽しみだ。菅原君が「モデルハウスと同じ左官屋さんにやってもらうので、腕は確か」と言っていたが、想像以上の出来栄えに驚いた。もっと塗り壁の面積を増やせば良かった。
この質感はクロスでは絶対に真似できないので、お勧め。ただしオプション工事。


02【照明設置】  2005.02

電気屋さんが入り、照明、コンセント、スイッチが設置された。コンセント、スイッチは特に問題なし。しかし、吹抜けの照明が問題。

まず色。カタログの写真だと白に見えるのだが実物は灰色だった。実物を見て何だこれって感じ。塩田さんも気が付かなかったらしい。照明の選定に関しては塩田さんのアドバイスを参考に、自分たちで購入した方が安い部品に関しては一部施主支給もしている。運が悪いことに、この照明はその施主支給した部品なのだ。
どうこう言えた義理ではないかもしれないが、「塩田さん何とかして〜」。菅原塗装店でもいいよ(笑)。

次に取付位置。高さが中途半端。図面には「廻り縁の中央に取付」と書いてあるのだが。。。どうも電気屋さんとは相性が悪い。取付は中央にしてもらうようお願いした。

吹き抜けの照明写真
吹き抜けの照明

(追記)2005.04
照明を直してもらった。塗装はメーカーにしてもらったので、とってもきれい。塩田さんありがとうございました。

吹き抜けの照明(塗装後)
吹き抜けの照明(塗装後)

03【天井断熱材の設置】  2005.02

2階天井裏にブローインググラスウール(GW13K)が設置された。ウェルズホームさんは、この部分の断熱材に吹き込み工法を採用している。天井裏は狭いし天井根太や束があって断熱材の設置が難しいが、吹き込み工法なら隙間なくびっしりと設置することができる。

工事は株式会社ピコイさん。我が家の防腐・防蟻処理をしてくれた会社だ(工事内容11参照)。荷台にエンジン付きの送風機と攪拌機を載せたトラックを使用し、作業者は2名。
まずオレンジのツナギに着替え、帽子、手袋、マスクをする。断熱材はガラス繊維なので、皮膚にささるとチクチクして大変なのだ。自分もツナギに着替えさせてもらい、現場リポート。

使用した断熱材は商品名「テクノブロー」。1袋12kgもある。フワフワで軽そうに見えても、やっぱガラスなんだね。

断熱材写真
断熱材

断熱材の厚さは、図面指示で200mmの予定。作業者に「このぐらいの大きさの家だと、だいたい何袋ぐらい使う?」って聞くと、「20袋+αぐらい」との回答。また、「200mmピッタリに施工なんてできないので、だいたい多めに200〜250mmぐらいでやっています」とのこと。

断熱材の袋に施工条件が書いてあったので紹介すると
「施工厚さ200mmの場合、30袋/100m2」が標準だ。(写真下から2段目)
我が家の天井面積は約67m2なので30/100*67=20.1袋となり、作業者が言っていたことと合致する。フムフム。納得。

施工条件写真
施工条件

1人がトラックに残って断熱材を袋から出して攪拌機に投入し、もう1人が天井裏に上がり吹き込みを担当する。断熱材は攪拌機で細かくされ、送風機の風でφ100mmのダクトを通じて天井裏まで送られる。
半透明なダクト内を断熱材が2階まで次々と駆け上がる(ぶっ飛ぶ)様子は見ていておもしろい。スピードも速いし、結構パワーが要るね。
「昔は走行用のエンジンから送風や攪拌の動力を分けて取っていたが、負荷が大きくてドライブシャフトがダメになるので今は専用のエンジンを載せている」とのこと。外国製の機械らしい。

トラック内写真 投入写真
トラック内の装置 断熱材を攪拌機へ投入
トラックから写真
トラックから2階へ

次に吹き込みの様子を紹介。天井裏の妻壁に目盛りの紙を置き、それを参考に吹き込みを行う。自分は天井点検口から覗いていたのだが、作業は狭くて大変だ。棟部分は高さがあるのでまだ良いが、軒先部分は体を横にして這いつくばっての作業だ。

吹き込み写真
吹き込みの様子

我が家の建築中にたくさんの色んな作業者、職人さんと出会ったが、こういう姿を見るたびに本当に頭が下がる。ありがたい。
作業が終わって、「いつもより多めに入れときました。」と笑顔で言ってくれた。それは、自分も見ていたので分かる。時間が経てば自重でもっと沈むかもしれないが、300mmぐらい入っているぞ。「多い分には問題ありません!ありがとうございます。」
断熱材を何袋使ったか聞くと「37袋」とのこと。すげえ、ほんまか。これで次世代省エネ基準(等級4レベル)を軽々クリアだ。性能評価参照。

やっぱ現場で見ていると、いいことがあるね。天井断熱材の設置には、立会いすることをお勧めする(笑)。

断熱材写真
フワフワ大量の断熱材

また、あらかじめ作業者には「せき板を付けてあるから通気層を塞がないよう」にだけお願いしておいた。せき板については工事内容18参照。作業者は、せき板の意味をちゃんと理解していてとても丁寧に仕事をしてくれた。
写真左は設置前後の様子。すっかりせき板が隠れるほどの断熱材だ。右は設置後に角度を変えて斜め上から取った写真。せき板と屋根下地の間が断熱材で塞がれていないことが確認できる。これで通気層の確保は問題なし。

せき板写真 通気層確保写真
断熱材設置前のせき板
マウスを置くと断熱材設置後
通気層の確保

作業時間は1時間半ぐらい。ツナギを着替え、作業終了。
この後、ウェルズホームさんの別の現場に行くそうだ。頑張ってまた吹きまくって下さい。


「工事内容27」おしまい。

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